来客に学ぶ【音声と文章】
山田ゆり
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※note毎日連続投稿1700日をコミット中! 1699日目。
※聴くだけ・読むだけ・聴きながら読む、
どちらでも数分で楽しめます。#ad
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
来客に学ぶ
をお伝えいたします。
白地のマスクには豪華な刺繍が両側に施されていた。こんな豪華なマスクをのり子は初めて見た。
名刺を両手で持ち、相手が差し出す名刺の位置よりも下に名刺を差し出し、名刺交換をおえた。
のり子は社長の隣に座った。
その方と社長との雑談が少しあった。
どうやら非営利活動法人の仲間らしい。
今回、のり子の会社で初めてのアルバイトを受け入れることになった。
これまで正社員か雇用期間の定めのないパートさんしかいなかったので、僅か数日間のアルバイトさんはどのような準備が必要かが手探り状態だった。
何とか労働条件通知書等の準備が整い、あとは作業中の事故に備えて、保険をかけることになった。
わずか数日間のアルバイトであっても、カッターでけがをするかもしれない。
屋根雪が落ちてきてけがをするかもしれない。
アルバイトは今日からである。
その方は契約書を社長に差し出し説明をした。
のり子の方も相手の話に頷きながら応答した。
そしてその方はおっしゃった。
「今日からのアルバイトさんで、今日から保険を掛けられるとのことですが、例えば今朝の通勤途中で何かが起こるかもしれません。それを考慮して、契約日は前日にしました。」
なるほど、そういうものなのかと思った。
初日の通勤途中にけがをしないとは限らない。だからそれを見越して保険期間を決める。保険料はかわらないとのことだ。
そういうものなのかと思った。
その方はその後、社長とゴルフのお話で盛り上がっていた。のり子は同調しながら大きく頷く。
そして、その方は出された日本茶を飲むためにマスクを外された。
同じ女性として、人前でマスクを外すその瞬間に抵抗があるのではないかとのり子は相手の心情を察した。
窓からはゴーゴーと車が行き交う音がする。
マスクを外されたその方は、想像よりも年齢が上であると、のどのあたりの皺を見て感じた。
しかし、化粧が程よくされていて、人懐こそうな目が更に細くなる。少し厚い唇に意志の強さを感じる。
指先はほんのりピンク色のネイルが施されている。彼女は長い髪を後ろでねじって留めていてきりりとした印象である。
「美しく老いる」という言葉がぴったりだと感じた。
その方は数回に分けてお茶を飲み、再び豪華な刺繍のマスクをされた。
その方がお帰りになり、自分の席にもどったのり子は、その方の名刺を再び見る。
専務取締役という肩書である。
恐らく親が代表者なのだろう。
親の七光りと言う言葉があるが、しかし、その方は自分の手で人との信頼を得ようと努力されていらっしゃるとのり子は感じた。
こんな人になりたい。
のり子はそう感じた。
今回は
来客に学ぶ
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
◆◆ アファメーション ◆◆
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。
私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
.。*゚+.*.。.。*゚+.*.。゚+..。*゚+
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おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
来客に学ぶ
をお伝えいたします。
白地のマスクには豪華な刺繍が両側に施されていた。こんな豪華なマスクをのり子は初めて見た。
名刺を両手で持ち、相手が差し出す名刺の位置よりも下に名刺を差し出し、名刺交換をおえた。
のり子は社長の隣に座った。
その方と社長との雑談が少しあった。
どうやら非営利活動法人の仲間らしい。
今回、のり子の会社で初めてのアルバイトを受け入れることになった。
これまで正社員か雇用期間の定めのないパートさんしかいなかったので、僅か数日間のアルバイトさんはどのような準備が必要かが手探り状態だった。
何とか労働条件通知書等の準備が整い、あとは作業中の事故に備えて、保険をかけることになった。
わずか数日間のアルバイトであっても、カッターでけがをするかもしれない。
屋根雪が落ちてきてけがをするかもしれない。
アルバイトは今日からである。
その方は契約書を社長に差し出し説明をした。
のり子の方も相手の話に頷きながら応答した。
そしてその方はおっしゃった。
「今日からのアルバイトさんで、今日から保険を掛けられるとのことですが、例えば今朝の通勤途中で何かが起こるかもしれません。それを考慮して、契約日は前日にしました。」
なるほど、そういうものなのかと思った。
初日の通勤途中にけがをしないとは限らない。だからそれを見越して保険期間を決める。保険料はかわらないとのことだ。
そういうものなのかと思った。
その方はその後、社長とゴルフのお話で盛り上がっていた。のり子は同調しながら大きく頷く。
そして、その方は出された日本茶を飲むためにマスクを外された。
同じ女性として、人前でマスクを外すその瞬間に抵抗があるのではないかとのり子は相手の心情を察した。
窓からはゴーゴーと車が行き交う音がする。
マスクを外されたその方は、想像よりも年齢が上であると、のどのあたりの皺を見て感じた。
しかし、化粧が程よくされていて、人懐こそうな目が更に細くなる。少し厚い唇に意志の強さを感じる。
指先はほんのりピンク色のネイルが施されている。彼女は長い髪を後ろでねじって留めていてきりりとした印象である。
「美しく老いる」という言葉がぴったりだと感じた。
その方は数回に分けてお茶を飲み、再び豪華な刺繍のマスクをされた。
その方がお帰りになり、自分の席にもどったのり子は、その方の名刺を再び見る。
専務取締役という肩書である。
恐らく親が代表者なのだろう。
親の七光りと言う言葉があるが、しかし、その方は自分の手で人との信頼を得ようと努力されていらっしゃるとのり子は感じた。
こんな人になりたい。
のり子はそう感じた。
今回は
来客に学ぶ
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
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