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死者への心遣い【音声と文章】

山田ゆり
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※note毎日連続投稿1700日をコミット中! 1632日目。
※聴くだけ・読むだけ・聴きながら読む、
どちらでも数分で楽しめます。




おはようございます。
山田ゆりです。

今回は
死者への心遣い
をお伝えいたします。




久しぶりにお亡くなりになった方のお顔を拝見した。

その方はご高齢の方。自衛隊を定年退職され、生前は職業柄、鍛えられた体は引き締まっていてそれが顔の表情にも表れていた。
父の7人姉弟の末っ子と言うこともあったが、しかし、いつみても若々しい印象の方だった。


しかし、今、目の前には白髪で白い眉毛。最期は苦しまれたのだろうかと連想してしまうほど、大きく口を開けている。

そしてそのまま死後硬直になったのだろう。見ていて痛々しい。


白い布を外して
なむしゃか なむしゃか なむしゃか
と、3回唱えご冥福を祈った。


生前の素敵なイメージが強かっただけに、腹の底から唸るような声が聞こえそうなほど、口を大きく開いたその方のお顔を直視するのは、とてもつらかった。

できればあのお元気な時のお姿のままを記憶しておきたかったが、目の前の様子があまりにも衝撃的で、これまでのイメージが全てなくなるような、そんな思いでその方のお姿を拝見していた。


すると一緒にいた60代くらいのご婦人が
「あれ~。生きていた時はあんなにかっこよかったのに、口が開いていてはせっかくの美男子も台無しだねぇ。

今、コロナがはやっているから、どれ、マスク、してあげるね」

そうおっしゃって
白いその布を半分に折られ
大きく開いた口が見えないように
顔の下半分にかけてくださった。



その女性が口が見えないようにしてくださり、大きく口を開けた死者を直視しなくてもよくなり、私の心は和らいだ。

なんて優しい心遣いだろう。


鼻から上のそのお顔は
かつてのその方のイメージを残していた。

死者への心づかい


その後お見えになった方々は
鼻から下に白い布を掛けた仏様を拝んで帰られた。
だから後から来た方々は、大きな口をあけているお顔を見ることなく、生前のイメージのままでその方を見送った。


小さなことではあるが
白い布を掛けて下さったその女性の心遣いに敬意を払った。




今回は
死者への心遣い
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。








◆◆ アファメーション ◆◆
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私は愛されています
大きな愛で包まれています

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ご迷惑をおかけしても
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