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Dear “my Friends”

早くも数回、昨夜の“声”を聴き返している。

自分で聴いてもやはりムズムズするというかなんと言うか。 よくもこんな真面目な“告白”が出来るもんだと 第三者視点で尊敬すらしている。 でもちょっとコレは“遺しておきたいので”今回限りで文字に起こしておこうと思う。 もし彼等がこれを読む機会があるとするならば “声と併せて”聴いてみて欲しい。 勢いが大事な1発録りとはいえ 案外ちゃんと熱がこもっていると思うから。



時間が来たようだ
カーテンを開けて窓の外を眺める
四角い枠の外の色を
目に焼き付けて
朝の空気を吸い込んで
今日の主役も青だと悟る

季節が移ろいゆくように
人の心も移っていく
交わっては離れていくのが必然で
それが縁というものであって
寄せては返す波があるように
広がる世界に同じものはなく
今日のこの日の空も
きっと二度と拝めやしない
同じ想いで見上げることは
きっと叶わない

人は忘れる生き物だからと
分かっていても
そのつもりでも
笑顔があれば涙があって
忘れたくない一瞬がある
忘れてしまいたいものほど
何故か意外に記憶にとどまってしまって
ふとした拍子に蘇ってきて
未だに私を苦しめたりする
でもそれもきっと
必要な存在であって
忘れないでいることが
覚えている事が
私が周囲の力を借りて
昨日までを生き抜いた証
乗り越えてきた証
今日もここにいる証であり
恐らくは明日の私がいる為の理由

どれだけの涙を流しても
終止符を打ちたくなっても
未だに運命に揺られ続けるのは
いつかみた夢の続きを
描いた物語の先を知りたいから
みてみたいから
あの日あの時の口約束に
再びという挨拶が欲しいから
我儘だって知ってる
分かってるけど
思うくらいいいじゃないか
どうせ忘れてしまうんだ
だったら覚えているうちは
何度かみ締めてもいいじゃないか

噛めば噛むほど味が出る
そんな日々がいいし
そんな日々を過ごしていたい
あの日あの時の感情を
可能な限り覚えていたい
心にたくさんのパッチワークを
刻み続けていたい


このぐらいの我儘
許して貰えるよね

何回だって言う
またねは
再会の為の
おまじないだから 
(2022/04/09)
                                                                                                                                                                      


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