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プロジェクトKV裁判の始まりと、衰退するブルアカ
2025/2/26に Twitter(X)に投稿した内容を まとめたもの。
警察が強制捜査して会社を押収だとぉ!?
このパターンは 日本だと あり得ないな……。 やはり、人治国家か。
まさか、前回のnote記事を 書いてから、3日後に 強制捜査とは……。
こんなの予想できない……。
常識的に考えるなら、KV騒動から半年の間に、警察が何か 決定的な証拠をつかんで、裁判所が令状を発行して強制捜査のはずなのだが、
問題は、部外者である 警察や 裁判官には、どれが 営業秘密の決定的な証拠なのか 客観的に 判断のしようが無い……ということだ。
仮に、Dynamis Oneに 内通者がいて、その内通者が 警察や裁判官に 営業秘密の証拠を提示したとしても、部外者である警察や裁判官には その資料が 営業秘密かどうかなんて 客観的に 判断できない。
部外者には 単なる 社内資料にしか見えないのである。
だから、この手の裁判で 裁判官が令状を発行して、警察が 強制捜査する……というのは まず あり得ない。
強制捜査・押収・逮捕拘束して、微罪や冤罪でした、証拠不十分でしたでは 大問題になるからだ。
現に、任天堂法務部は、トゥルーエムブレムの開発資料を 持ち出して ティアリングサーガを作った 旧スタッフに対して、強制捜査を 行っていない。 法治国家で そんなこと できるわけが 無い!
だから、法治国家で 著作権侵害で 強制捜査といえば、そのほとんどが 海賊版業者のガサ入れである。 海賊版業者のガサ入れなら、微罪や冤罪である可能性が 万に1つも無いからだ。
加えて、裁判官が 権力に忖度して、安易に 令状を発行してしまうと、権力者が 司法や警察という暴力装置を 私物化してしまう。
権力者が「あいつが 気に入らないから 逮捕したい」と言えば、裁判官が 令状を発行して、警察が 逮捕・強制捜査・押収する。
そんな国は 独裁国家と大差ない。(尹大統領の逮捕もその典型例)
反日無罪、親日有罪が 起こるのも、原因は 主に この辺である。
こういう部外者には 判断が難しい事例で 裁判官が令状を発行したということは、司法が 権力(主に財閥など)に 忖度している可能性が高い。
尹大統領の逮捕状が発行された時と 似たようなケースだ。
(支持者たちが 大規模デモで 抗議しているので、尹大統領は かろうじて死刑を免れているが。 そして、親北・親ロシアの李在明が大統領になってしまったら、もはやKV裁判どころではない騒ぎになる)
司法が ネクソンの味方……となると、Dynamis Oneの社長、従業員ともに まともな裁判を 受けられるとは 思えない。
不正競争防止法違反の上限の 懲役10年まで 刑務所送りになっても おかしくないのだ。
似たような事例である『Dark and Darker』は、Steam(アメリカ企業)で販売していたので、アメリカでの裁判に持ち込むことができた。 だから、著作権侵害は認められない、営業秘密の侵害(不正競争防止法違反)で、罰金刑 約9億円(85億ウォン)だった。
KVは Steamで 販売していない以上、アメリカでの裁判に 持ち込むことが できない。
罰金刑9億円では 済まないだろう。
Dark and Darkerみたいに、プロジェクトKVを Steam(アメリカ)で販売していれば、アメリカでの裁判に持ち込めて 罰金刑だけで済むのに……。
韓国で裁判とか、最初から 詰んでるよ……。
↑以前のnote記事で、「法人を日本に移して、Steamで、日本・欧米市場メインで、KVを売るしか無い」と言ったが、私が言った通りになってしまったな。 法人を海外に移していれば、外交問題になるのが怖くて、無茶なガサ入れは やりづらい。
(もちろん、1番安全なのは 外国籍に帰化して、会社ごと海外に移転することだが)
ファイアーエムブレムの 加賀昭三のように、同人サークルとして 再スタートどころか、下手すりゃ微罪や冤罪で 10年近く 刑務所送りだ。
MX BLADEと プロジェクトKVが同一なら 著作権法違反(海賊版)で訴えるはず。
不正競争防止法違反で 訴えたということは、著作権法違反で訴えても 勝ち目が無いくらいに、MX BLADEと プロジェクトKVの 両者は 似ていないのだろう。 トゥルーエムブレムと ティアリングサーガのような関係だ。
(以前のnoteにも書いたように、著作権法は ゆるいので、著作権侵害で訴えるのは 難しい)
2025/02/26時点では MX BLADEの情報が 全く無いので 断定は できないが、両者の共通点は、刀・学園・ヘイロー・大まかな粗筋以外 全くの別物だと 推測される。
おそらく、トゥルーエムブレムと ティアリングサーガのように、似ているけど 全くの別物の関係だろう。
(なお、大まかな粗筋や 細かいアイデアの盗用を かつて 任天堂が ティアサガ裁判で訴えたが、すべて失敗に終わっている)
皆、プロジェクトKVが 悪とか言うけど、
トゥルーエムブレムの開発資料を持ち出して ティアリングサーガを作った事件と 本質は 全く同じだからな?
結局、任天堂の 著作権侵害の訴えは 一審&二審ともに 全敗で、
ティアリングサーガの 売上の3%という わずかな罰金刑しか取れなかったよ。(不正競争防止法違反の消費者を誤認させる宣伝)
ブルアカの衰退
2025年2月26日16時頃に、韓国警察の強制捜査が入るまでは、ブルアカブームは 1~2年は保つと予想していた。
しかし、この調子だと、ブルアカブームは もっと 早く 崩壊するかもしれない。
「犯罪者が逮捕された!ザマァ見ろ!」という主張が目立つのは 韓国だけで、
日本人の主張の ほとんどは、「こんな結果に終わってしまって残念だ。誰も得をしなかった」「和解して、ブルアカに戻ってきて欲しかった」だからだ。(ヴァッシュTVの動画も同じ主張)
ネクソンとDynamis Oneが和解して、ブルアカに 旧スタッフが 戻って来ることを 期待していた人たちは、今回の事件で とても 絶望している。
もはや、ブルアカの シナリオの品質が 以前に戻ることは あり得ない。
公式が 二次創作の状態が 永遠に続くのだ。
KV裁判のニュースが 流れるたびに、ブルアカの評判が 落ちていく。
韓国人たちは KV(ブルアカの旧スタッフ)の評判を 落とそうと必死だが、その旧スタッフが ブルアカを 作った以上、KVの評判を 落とせば、ブルアカの評判の低下も 避けられないのだ。
任天堂は ティアリングサーガを 訴える時、加賀昭三のファイアーエムブレムを 宣伝するのではなく、
加賀昭三とは 無関係の ファイアーエムブレム封印の剣を 作り、封印の剣を 漫画(覇者の剣)で宣伝して、封印の剣を スマブラDXに 参戦させた。
裁判で 加賀昭三チームの評判が下がれば、彼らが 作った ファイアーエムブレムの評判も 下がるからだ。(裁判に負ければ、任天堂は トラキア776までのFEの版権を失うかもしれないというリスクもあった)
ネクソンは 旧スタッフと 無関係のブルアカを 作れるのか? 無理だ。
シナリオも、画像も、音楽も、軒並み 旧開発チームが 作ったもの。
旧スタッフの 過去の遺産に 依存している状態で、旧スタッフの評判を 落とせば、旧スタッフたちが 次から次へと 刑務所送りの前科者になっていけば、
KV裁判のニュースが 流れるたびに、その悪評は 本家ブルアカを 直撃する。 悪循環の 泥沼に はまっていくのだ。
それにしても 韓国人たちは どうしてブームの永続性を 信じてしまうのやら……。
原作者不在で、公式が二次創作状態の ブルアカのブームなんて、あと1~2年しか保たないだろうに。
今回のKV裁判のせいで、もっと早く 崩壊しても 不思議ではない。
ブルアカも、プロジェクトKVも、両方残すべきだろう。
王者でも転落する時は あっという間だ。
原作者不在のファイアーエムブレムは スマブラが無ければ FE覚醒で打ち切りだった。
東方Project、涼宮ハルヒ、らき☆すた、けいおん、艦これ、アズールレーン、プリコネR……かつて王者だったブームは 軒並み 衰退していった。
ブルアカのブームも そのうち 終わる。
だから、ブルアカが 衰退した or サービス終了した時の 移行先として、プロジェクトKVを 残しておくべきだったんだ。
盛者必衰は この世の定め。
ブルアカ1つだけ 残しても、その1つが 倒れたら、後には 何も残らない。 ブルアカのブランドも、作品が生み出す税収も、根こそぎ 失われてしまう。
税収が減れば、国家予算が減り、国民全員が 貧しくなる。
ビジネスにおいて 競合他社は 厄介だけど、競合他社が ゼロの独占状態も 恐ろしい。
その1社が 倒れたら、何もかも 消えてしまうからだ。
(独占禁止法が 存在する理由)
著作権法が 非常に ゆるく、パクリ・模倣を ある程度 黙認しているのは、そういうわけだ。
ブルアカの意思を継ぐ作品は それなりに 多い方が 良い。
価値観の相違
韓国人「日本人はクリエイターを神聖視しすぎ」
結局、土台にあるのは 韓国の職人軽視だった。
クリエイター不在だから、多額の国家予算を 韓流ブームに 注ぎ込んで ゴリ押しする。(例えば、世界中で 韓流ドラマが 放送されまくっているのは、韓国政府が 韓流ドラマの放送権を 安売りしているから)
ブルアカブームは 韓国では 珍しい、韓流ゴリ押しでは無い 大ブームだった。 だが、それも 今後には 期待できない。
もう、そのブームを支えてきた クリエイターたちは いないのだから……。
「ネトウヨ脳展開でよくも韓国産アプリなんかやる気になるな」……か。
法治国家なら、裁判官は そんなホイホイ 令状を発行しないんだよ。
都合の悪い意見は 全部ネトウヨ扱いでは、韓国の未来は 暗いだろうな。
都合の悪い意見は、全部 パヨク(極左)や ディープ・ステートの仕業と言う 陰謀論者と 同レベルだよ。
ブルアカの売上は 日本市場がメインなのだから、日本のユーザーたちの意見を無視して 上手くいくわけが 無いだろうに……。
というか、ブルアカが 好きだからプレイするのではなく、愛国心を 満たすために 国産ゲームの ブルアカをプレイする韓国人たちが 多すぎて ドン引きしたよ……。 ゲームを ナショナリズムを発露するための道具に使うんじゃない。 韓国のネット右翼は 日本のネット右翼よりも たちが悪い。
日本も 戦前の軍部が 残っていたら、愛国心を満たすために 漫画やゲームを遊ぶ日本人が 大勢 存在したのかねえ……?
いや、日本の右翼のナショナリズムは まず 天皇に向かう。
韓国人のナショナリズムが 大企業に向かうのは、韓国に 祭祀王が 存在しないからだろう。
(例えば、国王を喪失したフランスでは、フランス革命という虐殺が ナショナリズムの象徴だし、君主のいないアメリカでは キリスト教原理主義が ナショナリズムの象徴と化して、ID論・創造論に 多額の税金が 注ぎ込まれている。 天皇制は税金の無駄ではない)
結局、韓国のネット右翼たちが クリエイターよりも NEXONを守れと叫ぶのは、韓国の右翼にとっては NEXONという韓国を象徴する大企業のブランドが 大切なのであって、そこに所属するクリエイター(職人)たちや、彼らが作る作品のことなんか どうでもいいのである。
NEXONに逆らって 独立したクリエイターたちは、韓国の右翼にとっては 国の看板に泥を塗った 裏切り者にすぎないのだ。
実は、プロジェクトKVの問題は 政治と深い関わりがある。
日本人は 任天堂に ナショナリズムを 感じたりしないけど、韓国人にとって NEXONやサムスンのような大企業は ナショナリズムの象徴だからなぁ……。
小中学校の義務教育で 一体 何を教えているのやら……。
韓国は、娯楽が すぐに 国粋主義(政治)と 結びついてしまうから、何でも 国策でやってしまい、個人のクリエイターが 育たない。
だから、韓流といえば、国家(韓国政府)による ゴリ押しばかりだ。
KV裁判は 悪手だ。 韓国での NEXONの評判は上がっても、日本や欧米での ブルアカの評判は 下がるだけ。
国粋主義が 通用するのは 韓国国内だけだ。
パルワールド裁判ですら 任天堂を批判した欧米人が、NEXONに 好意的な反応を示すわけが 無いだろうに……Dark and Darker裁判でも、欧米人は NEXONに否定的な反応だった。
KV裁判のニュースが 全世界に流れるたびに、ブルアカの評判が 落ちていくよ。
そもそも、裁判官が 安易にホイホイ 令状(暴力装置)を発行するということは その暴力装置の矛先が いつ 自分たち国民に向くか わからないということだ。
『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』という 反ナチス運動の詩を 検索してみるといい。 どうせ他人事だから、自分たちは関係ないから、他人の不幸は蜜の味だ。 その無知・無関心は いつか 自分たちに 返ってくる。
暴力装置が 自分に向けられた時に、助けてくれる者は だれも いない。
↑KV押収の第2報が来た。(2025/02/27追記)
どうやら、誰も逮捕されておらず、強制捜査&押収だけのようだ。 警察は、強制捜査の令状しか取っておらず、裁判官は 逮捕令状を 発行していないようだ。
てっきり、全員逮捕されて、会社が 倒産したのかと思ったぞ……。
そして、Dynamis Oneは 強制捜査&押収の間も、ゲーム開発や、新規スタッフの採用を 続けているようだ。 日本市場を狙って、高い日本語能力を持つスタッフの 求人募集も 出したようだ。
KV騒動と、警察の強制捜査で、退職者が 何人か出ているようだが、新規採用も続いており、今のところ 崩壊する気配が無い。
だから、NEXONは 裁判で 潰しにかかったというわけか。
なんか、想像していたよりも ビョンリムは 強気のようだし、
プロジェクトKVを支持して Dynamis Oneに入社する 韓国人クリエイターたちも、想像以上に 大勢いる……というわけか。
強気な姿勢ということは、何か 勝算が あるのか?
日本や アメリカでの 裁判に持ち込む当てがあるのか?
単に、虚勢を張っているだけなのか?
ここから 逆転して、わずかな 罰金刑だけで 済ませるようなら、ビョンリムは 本当に タヌキだろうな。
既に、ネット上では、警察の強制捜査で 背任行為の証拠が 発見されたなどの 様々なデマが 飛び交っており、情報戦の嵐。
人治国家の裁判では 世論を 敵に回すと 命取り。
しかし、財閥関係者などの 権力者に、プロジェクトKVのファンが 居る可能性も 否定できない。
KVを 応援する 韓国人クリエイターたちの世論で 変わる可能性も 否定できない。
さて、どうなるか……?
今後の予想
Dynamis One:倒産するかもしれない。 韓国で 裁判するとなれば 懲役刑は 避けられないだろう。 欧米諸国が 外圧をかけるなどの よほどの例外が無ければ、まず 助からない。 罰金刑だけなら、海外投資家の支援や クラウドファンディングで解決できそうに思えるが、韓国から脱出しない限り、著作権条約(国際条約)に沿った クリエイターの法的な権利は尊重されず、様々な嫌がらせを受け続けるので、加賀昭三のように 同人サークルとして再出発することすら 絶望的。 加えて、前科のある人間が 外国籍に帰化するのは 難しい。
NEXON:裁判が終わるまでの 約2年間は、KV裁判のニュースが 定期的に流れるので、KVの評判が 落ちるたびに、彼らが作ったブルアカの評判も 落ちていく悪循環。 4周年フェスでは、サーバーダウンせずに 即ログインできるほどに ユーザー数が 減少していたが、4.5周年、5周年では、さらに ユーザー数が 減るだろう。 プロジェクトRXは ブルアカ・KVとは 無関係であり、RXへのユーザーの移行は かなり絶望的。 炎上したとは言え 期待されていたKVと異なり、主要スタッフを 根こそぎ失ったRXは 期待どころか、注目すらされていない。(2025年2月27日時点)(私がブルアカを始めた時に所属していたサークルは、3.5周年時点で事実上の消失。 過疎化で消失するサークルは 今も増え続けている)
中華ソシャゲ:本家ブルアカが衰退したことで、ブルアカを模倣したソシャゲが 大量に出て来るはず。 すでに、Yostarが ブルアカを模した作品「ステラソラ」を 発表済み。 原神が ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを 模倣した時のように、アズールレーンが 艦これを 模倣した時のように、ブルアカの類似作品が 大量に出て来るだろう。 弱ったブルアカと、ベテラン不足の プロジェクトRXを 喰らい尽くすのは 中国のソシャゲのはずだ。 ブルアカや プロジェクトKVといった、韓国が持っていた外貨収入源が 根こそぎ 中国に奪われていく。 大量の外貨が 独裁陣営の中国に流れてしまうので、軍事的なリスクも増す……。
Cygames:KV騒動以降の ブルアカの急激な衰退で、ウマ娘を 再開するユーザーも 少しは増えたが、ソシャゲの寿命は 長くても 4年なので、2026年には 次のソシャゲが 出て来るはず。 エロ同人の禁止が ウマ娘の敗因なので、次回作は ウマ娘の続編では無い。 Cygamesの主要株主は、サイバーエージェント、DeNA、任天堂であり、どの株主の意向が尊重されるかで、次回作の方向性は 大きく変わる。 ブルアカの模倣作品が来るとは思えない。
同人ゲーム・インディーズゲーム:ブルアカの衰退で 東方二次創作に 戻って来る人が増える。 ブルアカのアイデアを模倣した オリジナルの インディーズ作品が 増えていく。 王者ブルアカの衰退で、大勢のブルアカ難民が 発生するので、その一部の 行き場の無い ブルアカ難民たちの 受け皿として、インディーズ作品は 機能するはずだ。 同人作品は 様々なニッチ需要(マイナー市場)の受け皿として機能する。 isakusanのシナリオ目当てで ブルアカを 楽しんでいたユーザーは、ソシャゲには 戻って来ないだろう。(シナリオの良いソシャゲは数少ない)