【健康】心拍数は少ないわ、尻は拭けないわ…【テルソリウム】
……最近になって、朝起きると毎回スマートウォッチが心拍の少なさを警告してくるようになった。
あぁ、もうこの体は駄目なのだろうか……?
いやまあそんなことはない。
こういう心拍数が少ない状況を徐脈というのだが、これによって失神やらめまいやら息切れなどの明確な異常が出ていないのなら、特に問題はないそうだ。
(まあこの中にはだるさも含まれているので、朝は99%の人が当てはまりそうな気もするが)
なんにせよ、心拍数についてはとりあえず気にしないでも良さそうな感じ。
最近の多めな労働のせいで死んだように眠っていただけなのかもしれないし……。
とりあえずは良かった良かった!!
……最近になって、朝トイレに行った際に尻が拭けない事に気づいた。
あぁ、もうこの体は駄目なのだろうか……?
いや、正確には「拭くのが辛い」だけなのでちゃんと拭いているし、尻を拭かないヤバイ奴ではないことは一応述べておきたい。
要するになんなのかというと、腰を回すと痛いのだ。
いわばトイレットペーパーを後ろ側に持っていく動作だけで腰にダメージが入る状態なのである。
もう老人なの?という話なのだが、最近急に来たので自分もびっくりだ。
以前ぎっくり腰(Lv1)をやったときには別にそんなことはなかったので、それとは別の要因なのだろう。
そしてこれ、朝限定というわけでもなくて、仕事終わりにも普通になったりするのだ。
多分だが、朝はただでさえ筋肉が凝り固まっていて、仕事も体をほぼ固定する場面ばかりだから、自分は常に筋肉がカチカチで腰が回らない状態になっているのだろう。
……なんという不健康な体。
しかしこういう不幸な出来事も学びの機会に変えていかねばもったいない。
さっそく対策グッズとかあるんじゃないかと検索してみる。
するとやはりあった。 『おしりふき棒』が。
これはトイレットペーパーを器具に挟み込んで、前側からふきふきするためのものらしい。(世の中には何でもあるんだな…)
いや、こんな商品が広く売られているくらいには、同じことで悩んでいる人が多いということなのだろう。
なんでも、この製品は自分のような腰をやっちゃった人だけでなく、妊婦の方にも需要があるようだ。
妊娠中は腰を捻る動作は赤ちゃんによろしくないというのもあるし、お腹が大きくなると前側からペーパーを入れるのも大変。
そんなときにこの棒が活躍するというわけだ。
いやはや、そういう発想には全然思い至らなかった。
世の中には自分の想像できない需要がいっぱいあるんだなと再認識だ。
ところで、上の画像の棒はなんなのかというと、『テルソリウム』である。
古代ローマ人が尻を拭くときに使っていたんじゃないかという説のある、先端に海綿を付けた棒とのこと。
(この形状ゆえに、「普通にトイレ掃除用では?」とも言われているが)
福岡の旅行記では籌木について触れたりもしたが(#228参照)、古代ローマの時点で随分と先進的なトイレアイテムを使っていたものだ。
そして考えてみれば、これだったら腰が痛くても尻が拭ける。
なにせテルソリウム自体がおしりふき棒みたいなものなのだから。
(つまり古代ローマ人は、問題を生み出しすらしなかった…!?)
……うーむ、さすがは古代ローマ。
なお、テルソリウムは塩水や酢に漬けていたとか、流水に漬けていたとか言われており、それをみんなでシェアして使っていたらしい。
・・・
今の価値観でいうとちょっと厳しい気がしないでもないが、昭和初期に日本の農村も使っていたという縄とかと比較したらまだマシか……?
なんにせよ、古代人の英知は素晴らしい!!
そんなわけでなんだか汚い話になった気もするが、呉の旅行記で潜水艦のトイレを見たのでついこんな記事を書いてしまった。
ちょっとでも興味を持ったときに一気に調べるのが大事なのだ。
皆さんの中にも腰痛などで尻が拭けない方がいたら、この棒の存在を思い出してほしい。(もちろんテルソリウムじゃない方)
自分はとりあえずはストレッチやらで解決を図っていき、どうしようもなくなったら棒を使う日が来るかもしれない。
とはいえ次の手段を既に発見できているのは、少し気が楽になったような気もするのだ。
さっさと良くなれ、自分の体……!!