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【たこ昌】『手作り冷凍たこ焼き』を分解する

あー……たこ焼きが食べたい。


寒くなってきたからか、そんなことを思った。


しかし人間の味覚の変化は本当に度し難い。

子供の頃にたこ焼きがおやつに出てこようものなら、「たこ焼き嫌い!」なんて騒いでいたというのに、今は自分からたこ焼きを求めているだなんて。

これも大阪旅行のときに一応本場だからとたこ焼きを食べてみたら、普通に美味しくてハマったからだろう。

それ以降は事あるごとに欲求が湧いてきて、スーパーの冷凍たこ焼きなどを買うようになった。


しかし、全然満足していない。

自分の今まで食べてきた冷凍たこ焼きの大半は、タコが5mm程度しかない詐欺みたいな商品ばかりだからである。


ああ、どこかにまともなサイズのタコが入った冷凍たこ焼きはないものか……。



そんな折、とある動画を見ていたら面白い冷凍たこ焼きがあった。

なんとそのたこ焼きは冷凍品なのに、元は全部人間が焼いているのである。


そんな驚きの作り方をするお店の名前は『元祖たこ昌』。

大阪人にとって、たこ昌のCMはめっちゃ有名らしい。


おいおい……

これは自分の望みを叶えてくれるのでは……?


そして世間がブラックフライデーで湧く中、まさかのたこ焼きも値下げしていた。

(買えってことだなこれは……)

まあ2食分で1500円はどう考えても高いわけだが、

冷凍配送品であることや、大阪へ行って食べる手間を考えたらOKという自己弁護で散財を正当化しよう。


自分はもう冷凍たこ焼きに騙され続けるループから逃れたいのだ!!



あ、たこ昌ファンの方はこれ以降は見ないでください。



そんなわけで届きました。

手作り品」の文字に嘘偽りはない。

だって動画で見たから!!


では早速食べていこう!!

加熱

実質お店で食べるときと同じ値段を払っているのだ。

期待は否応なしに高まる……!

ドスッ
スッ…

ふむ……。


そこにはタコを取り出して計測する狂人の姿があった。


計測結果は約1cm。

さて、皆さんはどう思うだろうか?

「まあこんなもんでしょ」

「でかすぎてもあれだもんな」

「冷凍品にしては大きいね!」


いや……自分は嘘はつきたくない。


これは小さいだろう。

自分の食べてきた5mmたこ焼きよりはマシだけど、やはり小さい

別のものを見ても「大きい!」なんて感想が出るものはない。

マジか……。



気を取り直して味を見ていこう。

たこ昌のたこ焼きは本体にしっかりと味がついていてタレいらずというのが特徴らしいのだ。

しょうゆ味

ではタコを内部に入れ直して、いざ実食!!


(ハムッ……!)


・・・


なるほど!!



(味ホントに付いてたか……?)



なお、たこ昌は店舗でも食べられる。

Youtubeにある動画を見てみよう。

そこには明らかにでかいタコを入れている風景が広がっていた。

吸盤の数でわかる。大きさは2〜3倍でもおかしくない。

そしてやっぱり出来立てはめっちゃ美味しそうだ。


……そうだ、自分だって体験していたじゃないか。

大阪で食べるたこ焼きは美味かったのだ。


つまりその……

冷凍食品は本気じゃないっていう感じですかね……?


美味しいたこ焼きを食べたいなら大阪へ行こう!!


そういうことです!



では一応最後にもう一袋の分解画像を載せておこうと思う。

摘出

たこ焼き10個分のタコの重量は16gだった。

そして生地は246g。

たこ焼きはほぼ生地だということがよくわかる。


これも学びだ……!


(言い訳にめっちゃ使える言葉)



そんなわけで、またうまいこと消費行動に走らされた感がある。


やはり店舗だ。冷凍じゃだめなのだ。

これからはたこ焼きが食べたくなったら大人しく店舗に行くべきか。


……だが自分は知っている。

店舗だったら絶対に美味いしタコがデカいかといえばそんなことはない

どこの店もそこそこ美味いなんてのは大阪だけなのだ。
(大阪のたこ焼き屋について全然詳しくないけど多分)

少なくとも自分の近所のたこ焼き屋三軒はアウトである。


これはやはり自分で作るしかないのか……?


どうやら自分がブラックフライデーで買うべきだったのは『たこ焼き器』だったのかもしれない。


目指せ、一人タコパ……!!


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aosagi
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