改版・新版が良いとは限らない

よく本には改版とか新版とかいった刷新行為が行われることがあるが、そのことにより必ずしも改善されているとは限らない。

例えば戦前から終戦直後に出た著作物が、改版によって表現が軽薄になり面白みが無くなったというのが(国内外の作品を問わず)文学作品中心に出ていたりする。

新しい版の評判が微妙なために古い版の方が価値が上がったりすることがあるので、簡単に古い方を切り捨てることは危ういと言える。新旧比較しながら評価していくのが理想だろう。


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