(後編)関係人口とは、その地域のファンをつくること
【162むすび】HOPPIN'GARAGE米お披露目の会(塩むすびにいろいろトッピング)
関係人口について、書こうと思ったら、書きたいことが多すぎて、まさかの三部作になってしまった…
このテーマはかなり大きいので、まず身近にあったヒントになりそうなことを書いていこうと思う。
今、noteでも、#私が応援する会社 というものをやっているみたいなので、そこにも関係しているかも。
最近、秋田県の羽後町をおすすめするひとが周りに増えた。自分もそのひとりなのかもしれない。
そのポイントなんだろうと考えたところ、3つ出てきた。
一つめは「もの」、二つめは「こと」だ。
この2つのポイントについては、前回の中編を見て欲しい。
そして1番大切なのが3つめ。それは「ひと」だ。
この羽後町には、活動的で魅力的な人が多いのだ。
今回は私がお会いした中で、凄えなあと思った人たちを挙げてみたい。
まず羽後町の安藤町長。
気さくなお人柄で、毎日、ブログを書いている。自分も毎日、このnoteを更新しているので、ネタを探したり、書く時間をつくったり、その大変さはすっごくわかる。
最近のブログだと奥さまのからの手作り弁当なんかも、あげている。
また、5月にHOPPIN'GARAGEの企画でおむすびエールの田んぼの田植えをした時には、早朝から全身つなぎを来て、昔ながらの田んぼに型をつける道具を担いで現れた時には度肝を抜かれた(笑)
そして、この町長は、町を良くするためにいろいろチャレンジしていくことを良しとする風土をつくっている。それがいろいろなところに芽吹いているのだ。
2人目は今年度の東北地方の道の駅ナンバーワンに輝いた、道の駅 うご 端縫いの郷の小坂駅長だ。
今回のHOPPIN'GARAGE米の田んぼは小坂駅長の田んぼをお借りし、ものすごく手間のかかる昔ながらのエコ農法で作っていただいた。
羽後町のメディアのインタビュー記事。大学生が記者になっている。
実は、この東北ナンバーワンの道の駅、当初話が持ち上がった時は住民からの反対が多かったそうだ。人口はわずか1万5千人。交通の便だって正直言って良くない。普通だったら、成功しないと思うのが普通だ。
この小坂駅長、もともとは農協の職員。ノウハウなんかは何ももっていない全くの素人。本来、道の駅を立ち上げるときには、道の駅のコンサルタントを入れたりするらしい。
だけど小坂駅長は違った。それだと、他の道の駅と同じになってしまうし、そもそも条件があまり良くないこの場所では成功するはずがない。
そこで、何をしたらお客さんに喜ばれるかを、みんなに聞き、みんなで考え、お客さんのことを考えながら実践してきたらしいのだ。
例えばでいうと、この道の駅の名物は、この地域に昔からある冷やがけそばだ。
https://note.com/tukamatter/n/nb7a883ffdfa5
実はこのおそば、なんと全て手打ちで作っているのだ。
通常の道の駅のオペレーションでは、まず不可能なことで、開業当初は、自動打ちの機械も導入したらしい。だけど、お客さんが本当に食べたいのはどっちだということを突き詰めた結果、手打ちにこだわることにしたらしい。
他にも、地元の食材を使ったジェラード屋さんなども大人気。
当初年間の利用者数を20万人と予測していたが、3年で200万人という驚異的なヒットになった。しかもそのリピート率が8割あるという。普通、道の駅の利用者は、その場所を旅行などで通過した時に立ち寄ることが多く、リピーターが多いということは、本当に凄いことなのだ。
ファンがコアファンになり、まわりのひとを連れてきてくれる。
まさにファンベースだ。
安藤町長や小坂駅長他みなさんと撮った写真。
まだまだ、他にも凄い人たちがいるので、次の機会に書くことにします。
ということで、おむすび。
今回のイベントでは、羽後町特産のセリを使ったセリ鍋も用意された。
**鍋の中にあるお蕎麦みたいなもの。これ、実はセリの根っこ。なんとセリの根っこは、食べられるのだ。 **
セリの鮮烈な香り。根っこもシャキシャキしていて、うまい。
塩むすびに、いろいろな具をトッピングして。
もの、こと、ひと。
そこに、いろいろなスキが集まる。
ファンを増やし、関係人口を増やしていくヒントなのかもしれない。
ご馳走たまでした。
長くなってしまった三部作。宜しかったら。
前編
中編
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