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アサリはもっと正直であれ!
【963むすび】Onigily Cafe (中目黒) アサリバター
今日から3月!
食の中でも、春に採れる美味しいものが増えてきてワクワクしますよね。
海産物で言えば、3月中旬ぐらいからは水温も上がり、潮干狩りも楽しめるようになってきたりも。
そこで、今日はアサリについて語ろうと思う。
みなさんもご存知かもしれないけれど、少し前に大きくこんなニュースが報じられていた。
それは、アサリの産地偽装について…
その内容はこう書かれている。
輸入したアサリは、一時的に国内で畜養した場合であっても、その原産地は、その輸入国となることがルールですので、中国から買ってきたアサリを短期的に日本の浜に撒いたとしても、中国産のままです。DNA検査をしたところ熊本産のアサリの97%が中国北朝鮮の系群だったことが明らかになりました。
長年に渡って行われていて、周囲も感づいていることもあったとされ、事件の根深さを感じてしまう。
このような産地偽装は過去20年にわたり、繰り返されてきました。水産関係者にとっては「またか」という印象です。新聞の検索から、過去の主な産地偽装事件をピックアップしてみました。平成12年(2000年)から産地表示が義務づけられているのですが、継続的にアサリの産地偽装が摘発されています。
この論説では、生活者や流通などの社会的な構造の問題にも触れている。
ここには少し言いたいことがある。
誰もが幸せになるアサリ産地偽装
アサリの産地偽装の構造的な問題について考えて見ましょう。
消費者は、安い国産アサリをのぞみ、中国産は買おうとしません。大手量販店はスケールメリットと購買力を駆使して、消費者が望む国産アサリを安く集めようとします。国産の水揚げは少ないので、中国からの代替品を納品せざるを得ないのですが、小売りが外国産を拒否するため、業者は産地偽装を行って中国産を国産として出荷する。実はこの状態は嘘に目をつぶれば誰もがハッピーなのです。
ちょっとショッキングな書き方だった。
「誰もが幸せになる産地偽装」って。
本当にそうなのかな。
嘘で塗り固められたことに、幸せってあるのかな。
みんながそれを喜ぶことってあるのかな。
ファンベースの考えの中では、「企業やブランドは誠実であるべき」というものがある。
本当に好きでいてくれるファンを裏切ってはいけないし、この時代、もし裏切るようなことが世に知れたら、挽回していくことは本当に難しい。
アサリ問題にとってなにが正解かはわからないけれど…
食ってとても大切なものであり、それは信頼のもとに成り立っていて欲しいと思う。
お金の問題とかで論点を変えるのではなく、在り方としての問題で考えていって欲しいと思う。
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あんまり、気難しいことを書いていても楽しめないので、美味しいアサリのおむすびを〜
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中目黒のOnigily Cafe。
お洒落な店内で結びたてのおむすびが食べられる。
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実は定番のメニューの他に、日替わりのおむすびも用意されていたりもする。
この日は、アサリバター!!
珍しい。初めて食べるぞ。
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うわっ。
中からアサリが飛び出してくる。
濃厚なアサリの旨みが噛み締めるたびに感じられる。
しかも。かなり胡椒が効いているぞ。
このスパイシーな感じはクセになりそう。
これは、お米がすすむぞ。
三つ葉もたっぷり入っていて、存在感がある。
アサリの旨さを引き立てているし、後口に爽やかな香りが楽しめる。
ああ、アサリって美味いよなあ。
食って、心から楽しみたいもの。
そのためには食への信頼は絶対に必要だし、生産者も生活者も誠実でなくてはならない。
このおむすびチャレンジの中で、もっともっと伝えていかないとなあ。
ご馳走たまでした!
あと37日。
最近は、ちょっぴり社会派なのです! キリッ
(そんなことないかあ)
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