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まちの和菓子屋さん「もとや」の とりそぼろおにぎり(川越 おむすび さんぽ ❺)
【1347むすび】もとや(川越)とりそぼろ
《連続1914日目!》
「ハスつかさんのnoteを見て、手むすびのおむすびが食べたくなったけれど、近所におむすび屋さんがないです…」
こんなことをよく聞く。
たしかにそうだ。
ここ数年のおむすびブームで倍増したとはいえ、全国にあるおむすび屋さんの数はおよそ2000店ほどらしい。
全国の鉄道駅の数が9000ぐらいなので、駅を4つ~5つ周って、ようやく1件見つかるかどうかの確率なのだ。
もちろん、コンビニエンスストアに行けばおむすびを手軽に買える時代。
それで事足りるとも言えるかもしれないけれど…
でも、
たまには、ちょっと違うおむすびを食べてみたいなあ。
もっと近くにおむすびが売っているお店はないかなあ。
なんて、思われている方も多いはず。
実は…
5年以上全国のおむすびを食べ歩いてきて、おむすび屋さんじゃないけれど、作りたてのおむすびを売っている場所を発見している。
それは…
和菓子屋さん。
しかも、お洒落な店構えの高級和菓子屋さんではなく、もっと昔からあるような庶民的な「まちの和菓子屋さん」がいい。
これまでも、この「1000日間で1000のおむすびを食す男」の連載の中で、まちの和菓子屋さんやお団子屋さんのおむすびについて、その魅力を書き綴ってきた。
まちの和菓子屋さんで体験したエピソードやおむすびだったり…
謎の和菓子屋チェーンについて、調べてみることもシリーズにしている。
こちらの記事などは、3万を超えるビューをいただいている。
きっと、みんながまちの和菓子屋さんのおむすびについて知りたがっているのに、それを話題にしている記事が世の中に少ないのかもしれない。
では、まちの和菓子屋さんのおむすびの魅力は、なんだろう。
ひとつ言えるのは・・・
まちの和菓子屋さんは、お米を使うことのプロということだ。
そもそも、和菓子のベースにはもち米だったり上新粉だったりとお米を使っている。
そのお米を毎日使っているのだから、おむすびも美味しいに決まっている。
そして、そのまちの人に長く愛されている味というところも大きな魅力だ。
華やかで流行りのスイーツではない、お団子やおまんじゅう、そしておむすび。
地元のひとに愛され、長い間食べられてきた味を知ることは、そのまちを知ることにもつながる。
それって結構楽しいし、そのまちも好きになってしまう。
もちろん、すべての和菓子屋さんにおむすびが置いているわけでもない。
経験上、和菓子屋さん10軒に1軒くらいの割合。
それでも、数少ないおむすび屋さんを探すよりも、高確率でおむすびに出会えるのだ。
さあ、まちの和菓子屋さんのおむすびを探しに行こう!
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小江戸川越。
国内外からの観光客に大人気のまちだ。
この川越のまちをぶらぶらまち歩きをしながら、おむすびを探していく。
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ただ、まち歩きをしているだけだとおむすびにはなかなか出会えないもの。
そういう時は、おむすびがありそうな雰囲気を探していくのがいい。
例えば、そう。
まちの和菓子屋さん。
これまでの経験上、おまんじゅうやお団子を売っているような昔ながらの和菓子屋さんにおむすびを売っていることが多いのだ。
通りの向こうに「芋ようかん」と軒先に大きく書かれた和菓子屋さんを見つける。
もしかしたら、おむすびがあるかも。
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通りを渡って、近づいていく。
(歩道にはチンパンジーとワンちゃんが座っている。川越のまちには、なぜか、オブジェが多い)
焼き団子、かき氷、芋ようかん。
いわゆる和菓子屋さんののれんや看板が見える。
その下に・・
「てづくり おにぎり もとや」の文字が!
あった!
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カランカラン。
扉を開けて、お店の中に入る。
すると正面のショーケースにおむすびが並んでいる。
たらこ、シーチキン、おかか、明太子・・
なんだか、ほっとできるラインナップだ。
ツナではなく、シーチキンと商品名をそのまま出しているところも、ほっこりポイント!
その中で、ひとつ気になるおむすびを見つけた。
とりそぼろ。
和菓子屋さんの、とりそぼろ。
絶対、食べてみたい!
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少しこぶりで、海苔がしっとりと巻かれたおむすび!
こういうので、いいんだよね。
さっそく、いっただきまーす!
かぶっ。
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おっ!
うまい。
甘辛く煮付けられてた、とりのそぼろ。
これが、お米の甘みとちょうど合う。
けっして派手ではないけれど、ほっとできるような、ちょうどいい味。
川越のまちの和菓子屋さん「もとや」のほっとできる「とりそぼろおむすび」
ご馳走たまでした!
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