「謎のパワースポット 大神島」20年前の初観光客受け入れツアーに参加した話
《連続2018日目!》
これまで数々の沖縄の離島を訪問している。
また、宮古島にも10回以上は行っている。
今回は、これまでのリポートでは書いていなかった、「ある島」についての思い出を語ろうと思う。
年末年始の宮古島旅。
この日は中心地の混雑を避けて、宮古島の北部をドライブ。
島尻のマングローブ林。
大きな川のない宮古島では珍しいマングローブ。
池間大橋から見る海。
まさに池間ブルー。
滞在中は、曇りの日が多かったので、ここまで綺麗な海が見られてラッキー。
池間大橋を渡って、名物の紅芋もちを食べる。
池間島から、海を眺めていると目の前に一つの島が見える。
それが「大神島」
宮古島の沖合4kmにあり、周囲約3kmのピラミッド型をした小さな島。20人くらいの人が住んでいる。
神様が住む島とも言われていて、観光で訪問もできるみたいだけれど、あまりガイドなどには出ていない。
大神島をインターネットで検索すると…
「怖い」
「言ってはいけない」
「パワースポット」
「伝説」
「立入禁止」
みたいに、かなり怖めのワードが続いている。
観光客も多く、開けたイメージのある宮古列島の中で、かなり異色な島だということがわかる。
そもそも、この大神島は長い間、観光客の受け入れをしてこなかった。
その大神島が今から20年ほど前に初めて、実験的に観光客を受け入れるツアーが行われるという話があった。
沖縄の島巡りに興味があった自分は、そのツアーに参加をしてみることにした。
そのツアーは、ある旅行会社が企画したもの。
島に渡る前は、に注意事項をかなり細かく説明を受け、それを絶対に守るように言われていた。
・島の人たちは、観光客に慣れていない。
・島には立入禁止の場所が多いので、絶対に立ち入ってはならない。
・島の人の案内に、必ず従ってください。
・島にあるもの(石や貝がらなども)は、絶対に持ち帰ってはならない。
・写真は撮らないでください。
まだSNSもスマホもない時代。
ほとんど情報がない中で、ドキドキしながら当日を迎えることになった。
その日は、かなり海が荒れていた。
ツアーに参加したのは、20〜30人くらい。
島尻港から小型のフェリーに乗って大神島へ向かう。
かなり船内は揺れたが、船頭さんがフェリーのデッキのところに踏ん張りながら仁王立ちしていたのには驚いた。
島に着いたら、島民のみなさんが総出で出迎えてくれた。
浜辺には、テントが貼ってあって焼肉やサザエなどご馳走がたくさん並んでいた。こちらのサザエは、角がなくてツルッとした見た目だった。
何人かに分かれて、島の案内もしてくれた。
島の集会所には、1レーンだけのボーリングが設置されていた。
島の中は、集落以外は聖域とされていてほとんど回ることができなかった。
唯一行けたのが、長い階段を上がった奥にある遠見台と呼ばれる山の上。
島に住んでいる方から、島に伝わる伝説もいろいろ話を聞くこともできた。
・過去に海賊の襲来があって、逃げた2人(たしか兄妹?)がこの島の祖先になった。
・海賊キットの財宝が隠されているという話が持ち上がり、戦後、宝を探しに多くの人がやってきた。聖域に踏み込む人もいたので、それ以降観光客を受け入れないようにしていた。
・島一周道路を建築中に謎の事故が多発して、半分まで作ったところで中止。
話を聞くと、ちょっと怖い感じもするが、実際の島は猫がたくさんいて、のどかな雰囲気だった。
また、島民のみなさんがとても丁寧に迎えてくれたことを今でも覚えている。
宮古島沖に浮かぶ、謎のパワースポット大神島。
20年ほど前に初めて観光客を受け入れたツアーに参加した話でした。
まだまだ続く、冬の宮古島旅編。
次回もお楽しみに。
日本の島の魅力をどんどん伝えていきます!
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