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ゴジラ ウルトラマン無知で見る、「シン・ゴジラ」「大怪獣のあとしまつ」「シン・ウルトラマン」

先日、アマゾンプレイムビデオにて友達とウォッチパーティにて「シン・ゴジラ」と「大怪獣のあとしまつ」と「シン・ウルトラマン」を観ました。
ひとまず、シンゴジラから見たのでそこからの感想レビューです。
ちなみに私は映画好きでも映画評論家でもない。ただ仮面ライダー、スーパー戦隊を見てるただの特撮好きです。ただの一般人がなんかしら言ってるだけなので細かく気にする必要はありません。
(ネタバレあり)

ジン・ゴジラ

庵野秀明監督「シン・ゴジラ」を観ました。
面白い!という評価はわかっていたしテレビでも放送してたけどこれまで見てこなかった作品だったので今、ようやく観ました。
調べてみたら2016年の映画らしい。
これホント!?そんな昔?
てっきり2019年くらいかと思ってた。

シン・ゴジラの事前知識として「ゴジラは何形態か、ある」「政治的描写が多くてそれがハマらない人もいる」とのことで正直、政治的描写、大人のリアルな話し合い、政治、法律が絡む話は個人的に苦手で楽しめるかなー?と思っていたら・・・

おもしろかった!

ゴジラという未確認巨大生物の対策をじょじょに考え、実行し、ゴジラという動く災害、天災、怪獣に振り回されながらもそれに屈しないように国民を、国際的状況を守る。日本という小さな国の大勢の国民を守る。といういろいろな問題の対策をする大勢の大人たちの言動がかっこよくもあり、楽しかったです。

確かに怪獣は怪獣をぶつけたほうが迫力があっておもしろい。って意見もわかるし自分もその気持ちよりで中にはシン・ゴジラはあまりおもしろくない。という意見の人もいる。
ただこのシン・ゴジラにはゴジラというフィクションと人間・国民・政治家・軍・兵器というノンフィクションとの戦いだ。
そこでウルトラマンなり巨大ロボなりメカゴジラがいたら話は別だけど。
ただそこには人間しかない。

「これ人間勝てるの?絶望的じゃん」 
とずっと思ってたけど話が進んでいくとじょじょに人間サイドを応援していく気持ちになりました。

ゴジラ作品はいくつもあるけど自分はそこまでゴジラを知らない。
ゴジラ作品だって庵野秀明の作品自体、見てない。だからシン・ゴジラ劇中の庵野秀明節というものが「なんとなく」でしかわからなかった。音楽とか風景の撮影とかがなんとなく庵野秀明監督っぽいな~くらいでした。
唯一見たゴジラ作品はハリウッド版の『GODZILLA ゴジラ』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』そしてゴジラとキングコングが戦う『ゴジラVSコング』だけ。
だからそもそも日本のゴジラをちゃんと見たのがこのシン・ゴジラが初だった。

だからシン・ゴジラ視聴中もハリウッドのと比べるしかなかった。
でもハリウッド版でもゴジラを「神」として信仰してる感じもあったしゴジラの名前を決めるときに GODZILLA とGOD,神と書いて(あった気がし)た。そもそもあんな力をもっていたら恐れ多くも信仰もある神と言わざるおえないだろう。
ゴジラが現れたことによって人間に試練を与える。人間以上の力を持つ。というと『神』と呼ばれても過言ではない。

ハリウッド版のキング・オブ・モンスターズでもゴジラを神として崇めており、実質、ゴジラ教の宗教映画といわれるほどだった。
シン・ゴジラを見てまだハリウッド版を見てない人はぜひ第一作のGODZILLA ゴジラからキング・オブ・モンスターズ、ゴジラは出ないけど同じ世界線のキングコング 髑髏島の巨神を見てからゴジラVSコングを見てほしい。この4作は本当におもしろい。

ハリウッド版ではゴジラが破壊した場所は木々や花が生え、生物が住み、豊かな環境ができ始めている。らしく、もしかしたらニンゲンが自然を破壊し、ニンゲンの住処を作っていたらゴジラはの住処を破壊し、自然を作っているのではないか。
ゴジラは人の作ったものを破壊して自然を豊かにする。デビルガンダムぽい
この映画も昔に見たので忘れてる部分もあるし個人的な解釈の膨張かもしれない。「怪獣と人間の共存」って本当にできるのか?

シン・ゴジラ、ゴジラに向けたメッセージってけっこう広い。人々の協力、国民を守ること、災害をどうするか、放射線物質問題、ニンゲンの勝手な自然破壊、兵器放棄により被害となった生物…などなど、メッセージ性っていろいろ読み取れると思う。
でもシン・ゴジラがつまらない。という人がいるように、どんなメッセージをどんな人がとらえようともその人次第だと思う。

映画というモノができてからゴジラという特撮映画はある。それほど昔からあるシリーズだ。
その映画を見てだれがなにを思うか、を試すのもわからないのも映画の楽しみの1つなのかもしれない。

ともかく、シン・ゴジラ、日本の歴史に残る良い映画でした。

そもそも邦画、仮面ライダー、スーパー戦隊以外の邦画久しぶりに見た気がします。シン・ゴジラも特撮映画ではあるんだけどね。邦画、特撮映画しか見てないな・・・!

映画『シン・ゴジラ』公式サイト (shin-godzilla.jp)



大怪獣のあとしまつ

映画公開から特撮ファンのレビューがある意味ものすごかった映画。
いわゆる、「クソ」らしい。
でも見てない映画をどうのこうの言うのって筋がない。ので同じくこの映画を気になっていた友達と観ました。
たぶんこういうのってシン・ゴジラ見てからのほうがいいし友達とどうのこうの言い合いながら見た方がいいという決断で視聴。

シンゴジラとの差別化をはかる意味でも同じ。
実際、シン・ゴジラの政治家は有能であとしまつの政治家は無能。
あとしまつの政治家同士の話し合いはなんだか制作陣が日本の政治家をバカにしているようでその点では面白かった。

ただ全体をみると いる????まではいかなくてもその政治家のシーンはちょっとだけでよかったかもしれない。
ここで日本の政治家の悪口を言っても私は政治がよくわからぬ。でも
あとしまつの政治家描写はアホすぎて逆にリアルの日本の政治家ってこんな感じなんじゃないかって有能すぎたシン・ゴジラ政治家を嘘と言うわけではないが…果たして我が国で実際に怪獣が現れたときはどっち、か…

シン・ゴジラは怪獣の登場から駆逐まで。
あとしまつは怪獣の死体のあとしまつ

ってことでテーマは違うにしてもどうしても見比べてしまう。

映画のオチの話についてだが、「主人公は巨人になれて怪獣の駆逐もあとしまつも結果、主人公が行った」
という解釈でいいのか…?
ニンゲンがたくさん怪獣をどうするかって話し合いをし、どうにか対策・対策をしてそれでもダメで本当の最後は主人公が本来の力・巨人になって怪獣のあとしまつをした。
ニンゲンの行い否定、なのか、結局、最後はヒーローがなんかやってくれるよね、というメッセージなのか…
最後に主人公が変身して光の巨人になって怪獣をなんとかしたシーンは「ええ~~~!!!???」とさすがに驚いた。
確かに本編で「怪獣が謎の光の後に倒れた」「大きな人の影があった」などと伏線はあったし主人公も謎が多すぎるってヒロインに言われてた。
ならもっと主人公がなんかしらの力を隠してる描写や伏線を貼ったほうが良かったのかな。とも思った。
「だったら最初っから主人公が巨人になってあとしまつすればよくない?」
って元も子もないことを思った。
バイキンマンはアンパンマンよりもジャムおじさんを倒せばよくない?
みたいな感じだが。
もしかしたら巨人になれない理由があったかもしれないけど…

ともあれ、私自身の解釈する力や考え方が怠らない部分もありますが、結果的にシン・ゴジラの後に大怪獣のあとしまつを見て良い経験にはなりました。

映画の最後で続編を予算半分で制作か!?という広告があったけどもうここまできたら続編作ってさらにみんなの好評批評ありな映画シリーズになってほしいな…!

映画『大怪獣のあとしまつ』公式サイト | 2022年2月4日(金)全国ロードショー (daikaijyu-atoshimatsu.jp)


シン・ウルトラマン

仮面ライダー、スーパー戦隊は見ているがウルトラマンの知識は無知。ウルトラマンシリーズをなんも知らない。そんな私がシン・ウルトラマンを見た。

おっもしろ!!!

総監督は庵野秀明監督だが監督自体は他の人で庵野秀明無知な私でもシンゴジラをとおしていわゆる「庵野秀明っぽい」は感じられたがそれを抜きにしても面白い。

まず、テンポが速い。
シンゴジラのテンポの良さとはすこし違うベクトルで政治的・組織的動きもありながらでも頭に一番残るのはウルトラマンと怪獣怪人との戦いだった。
はやくにウルトラマンも登場し、そこからウルトラマンの謎、外星人と人間の交流、バトル・・・など、約110分の映画だったがあっという間に時間が過ぎていった。

見終わった後も綺麗に終わった感があってスッキリしたくらいだ。

ウルトラマン無知でもこれだけおもしろいと思えたのでだれでもオススメできる映画だと思う。もはや小学生に見せてもおもしろいって思うだろう。特撮を離れがちな小学高学年に見せてもぜんぜんおもしろい。
シンゴジラが政治的描写が多くてあまり合わなかった。という人でもこのシンウルトラマンはそんなことないので観てほしい。

また、ウルトラマン無知な私だがウォッチパーティにて、ウルトラマン好きな友達と見たがウルトラマン好きも納得のおもしろさらしい。
元ネタを知ってるからこそわかるおもしろさがあったみたいです。

無知な私でもシンウルトラマンでも出てきた「ゼットン」は知っている。
が姿かたちがあきらかに違う、とか設定の違いを比べる楽しさはきっと面白いものだ。

ところで、このシン・ウルトラマン、世界観がシン・ゴジラと同じなのでは?
という話がある。私はよくわからないけど確かにシン・ウルトラマンが始まる時に「シン・ゴジラ」というタイトルのあとに「シン・ウルトラマン」は怪しすぎる。
庵野秀明だから、という遊び心か。
だったらシン・仮面ライダーのときも同じことやってもいいような…?
シンゴジ、シンウルトラマンの世界観が繋がってる説だけどこれ、どちらかというと「否定」のほうが正しい気がする。
でもマーベル映画のような、別世界線の話になったら、シン・ゴジラとシン・ウルトラマンの世界が繋がる展開もいいかもしれない。
本編中で「マルチバース」という言葉がでてきてもしかして?と思ったがここでいうマルチバースはちょっと違う気がするのでどっちみち、そんなことはない気がする。


まとめ

シンゴジラも大怪獣のあとしまつもシンウルトラマンも観てきたけどこの三作品ジャンル的には同じ「怪獣映画」でもあるので見比べる楽しさはあった。

政治的描写・人間の怪獣・人間の行動、などの違いがよくわかるしウォッチパーティにて友達とあーだのこーだのしゃべりながら見るのはとてもおもしろい。

この三作品を見た理由は
・見たことなかったから、気になったから
・庵野秀明監督の作品を見てみたかったから
・シン・仮面ライダーを見るならこれらも見るべきかな
といった理由だ。
結果、いろんな意味で見て良かった作品でした!

次はシン・仮面ライダーですね、楽しみです。

おわり

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