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写真家の日記

写真家の日記です。仕事のことや、撮った写真のこと、それらを通じて考えたことなどを、月に4回発信します。読んでくださる方の思索の起点、もしくは行動のきっかけになれたら嬉しいです。
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2023年7月の記事一覧

二手三手先を

けっきょくギリギリになっちゃいましたが、「TABF 2023」の出展応募が今日までだったので申し込みました。受かるかどうか、8月中に結果がわかるようです。開催は11月23日〜26日、場所は東京都現代美術館です。 清澄白河なら自宅からも近いし受かって欲しいな。もし受かったら、TABF用にもう一冊、気軽に購入してもらえるようなZINEを作ろうかなと。といいつつ、例によってまたコストをかけてしまうかもしれませんが・・・。 何度かふれていますが「PERSONAL WORK」の出版

創作物を通じたコミュニケーション

さて、写真集の通常販売から2週間あまり。初速の勢いも一段落してきて(それでも毎日注文いただけるのが嬉しい)、行き渡った写真集の感想やレビューが集まってきています。 現時点でレビュー数が15(★の数だけつけてくれる方も含めて)あって、Amazonとかでない個人が立ち上げたサイトの商品に、これだけレビューがつくのも珍しいような気がしています。 紙粉(参照記事)に関してなど、かなり厳しい意見も多く、そこは本当に申し訳ないというか恐縮しかないのですが、とはいえ、それほど関心を持っ

Exifという「ちょうどいい」情報

数週間前から、突如SNSの写真界隈で流行った写真加工アプリ「Liit」をご存じでしょうか。 写真加工アプリなのでフィルターや、エフェクトなどもインストールされていて(一部有料)、在りし日にVSCOやSnapseedに夢中になった身としては、こういったアプリが流行るのが懐かしく、嬉しい感じがしました。 興味深いのは、フィルターやエフェクトではなく、上に出したようなフレームを皆がこぞって使い出したことです。Exif情報は自動的に読み込まれてレイアウトされるのですが、フォントや

ロマンとそろばん

それにしてもこの暑さよ。写欲を根こそぎ持っていかれるような季節ですが、まだ始まったばかり。開き直るくらいの気持ちで頑張っていたいものです。 さて、前回の更新が写真集の予約終了間近というタイミングでしたが、駆け込みの注文があり、最終的に予約期間内は760冊の販売となりました。意外にもその後の通常販売期間も注文は途切れず、現在800冊を超えたところ。売上でいえば740万円ほどという状況です。 そして嬉しかったのが、まさかの青山ブックセンターでのお取り扱い開始。 保井の方から