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創作物を通じたコミュニケーション

さて、写真集の通常販売から2週間あまり。初速の勢いも一段落してきて(それでも毎日注文いただけるのが嬉しい)、行き渡った写真集の感想やレビューが集まってきています。

現時点でレビュー数が15(★の数だけつけてくれる方も含めて)あって、Amazonとかでない個人が立ち上げたサイトの商品に、これだけレビューがつくのも珍しいような気がしています。

紙粉(参照記事)に関してなど、かなり厳しい意見も多く、そこは本当に申し訳ないというか恐縮しかないのですが、とはいえ、それほど関心を持って写真集のページをめくっていただいているという裏返しでもあるので、有り難いことだなと思います。

基本的に「インターネットは優しい世界だ」という実感があって、集まったレビューもその考えを改めて裏付けする結果となっています。

そう、レビューのなかにはストリートスナップについて触れてくださる内容もあり、この件についてはじぶん自身思うところもあるので、記事で見解を発信したいと思っています。その他いろいろコンテンツとして発信したい記事があるので、写真のメディアとしても成長させていきたいなと。

思えばRECOという写真メディアの立ち上げから写真家のキャリアが始まっているので、一巡して元の鞘に収まったということかもしれません。ちょっと横道ですが、やっぱりShopifyでサイトを作ったのはかなり大きい。このデザイン性とカスタマイズ性は、ブログも積極的に発信していきたいと思うに十分すぎます。

そんなわけで、写真集の発売を起点として、いろんな形のコミュニケーションが生まれてきています。

直接連絡をくださる方も多く、事情があってサイン入りが欲しいということで、はじめてじぶんで国際発送(通常は倉庫がやってくれる)することになったり、総じて海外の方はアグレッシブな感じがします。多いのはやっぱり「自分も写真集を作りたい」という方からの連絡です。

実は市川渚さんに書いてもらった記事は日本語しか対応しておらず、というのも素敵な記事なので自動翻訳でない形で翻訳したいという思いもあり、まだ後ろ倒しになっている状況。こちらも少なくとも英訳はして、世界中の人に読んでもらえるようにしたいです。

集大成的な写真集を出してキリもいいので、いま自身のLightroomのプリセットの見直し、大改造に着手しています。もちろん何年かおきに大きい変化を、小さい変化でいえば毎日、という感じでことさら言及するほどでもないのですが。

これもツイートしたところ、いろんな声が集まって、新しいコミュニケーションが生まれたのは意外な発見でした。それでいうと、今までけっこう孤独にやってきたなぁと。

国内・海外問わずいろんな写真家がLightroomのプリセット販売をしていて、じぶんはそれはやらないなという考えでした。ただ、写真集発売で生まれたコミュニケーションのことを考えると、プリセットを販売して、世界中からフィードバックをもらえるとしたら、やる価値はあるのかもしれません。

いつからか、自分の手に余るような形でSNSのフォロワー数が増えて、なんとなくこういった生き生きとしたコミュニケーションの感覚を忘れていた感があります。

そういえば、ちょうどコロナ期にさしかかった頃、当時の新機能だったnoteのメンバーシップ(当時はサークル)を試してみたことがあります。今も発信しているこの定期購読マガジンは、ある意味一方通行ですが、メンバーシップでは双方向なコミュニケーションができるというのが大きな特徴でした。

ただ、noteのメンバーシップは、じぶんの使い方も良くなかったのか、空回りのコミュニケーション、要するに「コミュニケーションのためのコミュニケーション」という感じがして、一瞬で閉鎖という結末となりました。当時メンバーになってくださった方、本当に申し訳ないです・・・(苦笑)。

それに比べると、少し成長したのか、いまは創作物を通して生きたコミュニケーションができている感覚があり、しかも写真集の制作期間ひたすら写真のことを考え、向き合ってきたので、いろんな言語化が頭の中で渦巻いている状況。

そんなわけで、しばらく騒がしくすると思いますが、大目に見てやっていただけると大変嬉しく存じます。以下、日記です。

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