
💔沖縄でクワンソウと出会って恋に落ちたけど失恋?
普段の仕事をしながら、クワンソウについて調べていくうちに、クワンソウの魅力に魅せられて、心がワクワクするという気持ちを味わいました。
クワンソウでオリジナルのサプリメントを創るという具体的な目標を得て、私は夢中になりました。
そうして、一年程自分で調べて勉強し、頭の中では、もうその製品を創り、世の中に普及して人々が自分たちの人生を謳歌している光景や、クワンソウ畑で障害者の人達と一緒に笑っている光景まで想像(妄想?)してしまっていました。
でも、実際には私の頭の中だけで、現実にはまだ何も始まってもいませんでした。当然誰にもその話をしていません。一緒に薬局を経営している旦那様にさえも。
サプリメントを創ると言っても、何から手を着けてよいのかわかりませんでした。何よりも、大企業でもなく、個人薬局を経営しているだけの私に、そもそも可能なのだろうか?
資金はどれくらい必要で、製品はどれくらいの数ができるのか、作るのに何か免許や資格がいるのだろうか?
薬局の調剤室で造れるのかしら?
その時はOEMと言う言葉すら知らなかった私は、何もわからない状況でした。
でも、とにかく行動しなくてはと、まず最初にしたことは、クワンソウから安眠作用のあるオキシピナタニンを抽出、精製することに成功した会社のホームページを探し当て、問い合わせメールを送ったことです。
何だかあまり運用していないようなホームページで、分かりにくかったのですが、隅々まで読んでその中に、
《御社のオリジナル製品を作ります》
とういう文章を見つけ、勇気を出して「御社のオキシピナタニンとクワンソウに関する研究に感銘し、是非オリジナル製品を作りたいと考えております。」というような内容のメールを送りました。
メールを送ってから、2日経っても、3日経っても、返事はありませんでした。
冴えないホームページだったから、メールを見てもいないのかもしれない。あまり積極的に事業をしていないのかもしれない。沖縄だし(ごめんなさい)。
と思いましたが、メールを送って2週間ほど経った頃でしょうか、半ばあきらめた頃に、ある日電話が来ました。
その会社の社長さんからでした。
私は、改めて、オリジナルサプリメントを創ろうと考えていること。
最低どれくらいの数で、どれくらいの予算が必要なのか(重要でした!)等を尋ねました。
社長さんからは、薬局はチェーン店なのか、何店舗くらい持っているのか等を聞かれ、私が一店舗しかない小さな薬局のオーナーと知ると、興味を失ったようで、私の質問に対しては、一概には言えないので答えられないと言われました。
そこを何とか粘ってお聞きすると、最低5000ロットからで、価格は上代から換算してとだけ教えて下さいました。
そして私に、「販路はあるのか?販路がないと無理だよ」と。
ハンロ?何それ?と思った私。何かの専門用語でしょうか?
社長さんは、私の無謀な素人っぷりを心配してくださったか、呆れたのだと思います。
販路のことを、例を示して教えてくださいました。
その後も何度か、不躾にも直接社長さんにお電話をして交渉しましたが、体よく断られてしまいました。
そこで、その会社で既に作っている製品の販売代理店になり、その製品を薬局で販売してみることにしました。
私の薬局は保険調剤専門で、直接販売する薬は、ほんの少し、形ばかり置いているだけで、販売のノウハウもありませんでしたので、まずは少しずつでも販売してみようと思ったのです。
そして、その頃に、旦那様を含めた、数人の近しい人に、思い切って私の計画を話しました。
旦那様には、「博打のような事はしないでね」と釘を刺されましたが、とりあえず、少し製品を仕入れて販売することには賛成してくれました。
そうして、クワンソウの既成のサプリメントと、近くにあるクリニックの医師が、やはりご自分で創られたサプリメントを薬局に置かせてもらい、少しずつ販売を始めました。
それと並行して、取引きのある医薬品卸さんなどに、サプリメントの販促をしてもらえないかと相談もしましたが、実績のない事業にはなかなか協力は得られませんでした。当たり前ですね。
サプリメントの勉強は続けていましたが、オリジナル製品の開発に関しては煮詰まってしまい、糸口が見つからないまま時が過ぎていきました。
《製品を販売するだけでもいいかな》
《いやいや、やっぱりオリジナル製品を創りたい》
《でもリスクもあるし、失敗するかもしれない》
《でもやりたい!》
と私の夢と希望はしぼんだり、膨らんだりを繰り返しながら、その道程は止まったままの状態が続きました。
そんな中、クワンソウの資料の全てに、もう一度目を通していた時に、「あれっ!」と、あることに気づきました。
オキシピナタニンの研究に関するの資料の中に、よく見ると、違う物質の事が書かれている箇所がありました。
それは、ヒプノカリスと言って、確かにオキシピナタニンとは異なるもので、オキシピナタニンのような安眠作用の他に、抗うつ作用や、抗ストレス作用が期待されるもののようです。
それがヒプノカリスとの出会いとなり、サプリメントの開発に、再び歩みだす転機となりました。
これはバナナの木🍌
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