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他人を変えるためのヒント
前章の続きです。
他人と過去は変えられない。
未来と自分は変えられる。
…ウソも大概にしてください。
他人と過去(の解釈)は変えられます。
あらゆる催眠は自己催眠である
このフレーズは上の本からのパクリですが、よくあることなので解説します。
催眠というとうさん臭いですが、自分の言動をどう解釈させるかのことです。
誰でも無意識に操作を試み、成功したり失敗したりしています。
職場で、大して非がないのに謝罪して許してもらわねばならない。
好きな人に会ってかっこよく思われたい。
…いくらでもあります。
うまくいかせるためには、まず自分に催眠(暗示)をかけることです。
演劇の稽古のように「申し訳なかった」とか、「俺は最高の男だ」とか、意識的に思い込むこと、そして揺るがないことが相手への印象を変化させます。
営業トークもそうですね。
家電量販店ですごく自信満々に説明されたんでこの機種買っちゃったよ、とかです。
でも営業マンはその商品をいつも素晴らしいと思っているのでしょうか?
仕事をしながら最適なマインドセット(自己暗示)を体得し、営業トークの際に無意識に脳のモードを切り替えているのです。
まず意図的に自己暗示をし、結果的に「この商品はすごい!」という印象を与えて買わせるのです。
そういう意味で、世の中「何を言うか」ではなく「どんな人が言うか」ですね。
マインドフルネスの重要性
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自分を変える
哲学的な話ですが、この世にたった一つの現実などなく、みんなそれぞれ違うものを見て(解釈して)います。
どの見方が善で、どの見方が悪なのか。
そんな議論に意味はありません。
問題は、周囲とズレすぎてトラブルが起こる場合です。
これを心理学用語で認知のゆがみといい、トラウマ的経験から作られていきます。
(詳しくは ↓ )
それを直していくのがマインドフルネスやその先の心理療法です。
他者を変える
自分のようなガリ勉アスペ畑出身者に、マインドフルネスを駆使して対人関係を良好にする方法を書いておきます。
意図的に変性意識に入るのに慣れたら、その場の状況に応じた正しいマインドセットを選びましょう。
これがないと、単に精神的なタフネスが鍛えられるだけで、攻撃力(あなたの魅力)は頭打ちになります。
そのために五感を駆使して相手の様子を探ること。
相手の表情や声のトーン、仕草などからです。
職場でよくあるミスが、上司がそこまで怒ってないのに謝りすぎて逆にイラつかせるパターンです。
今この場所でどういう対応が求められているか?
それを探るには思考力の高さはかえって邪魔になります。
↓ でも解説した「IQって高ければいいわけじゃない」問題です。
現在、自分も試行錯誤の最中なのですが、マインドフルネスで集中の転換力を底上げし、何かしらの方法で視覚認知を鍛えていこうと思っています。
そして、コンプレックスを抱え対人関係に自信がない全ての人に伝えたいことがあります。
たとえ100%の自信を持つ人も
その内訳は実際、
実力50%・自己暗示50%
ぐらいですよ。
自己暗示で下駄をはかせるため、「ポジティブに考えましょう」とか「願ったことは現実になる」といった自己啓発フレーズがありますが、あれは半分本当・半分ウソです。
今からこのように思い込むぞ、と思い立ってもすぐにはできないからこの手のフレーズは軽んじられるのです。
ポジティブに考えて願ったことを現実にするためには、思い込むためのトレーニングが不可欠であり、その一つがマインドフルネスです。
以上です。
頑張ってください。
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