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2024年2月の記事一覧
01神木町【プロローグ】
神木町・あらすじ
はじめは六人の若者の話。
小学生のタツは母親の汚名をカナコと晴らそうとする。
中学を卒業して働く健ちゃんとさえ子は、経済的な自立を模索する。
中学生の研ちゃんは漫画家に憧れ、同級生の幸子は失踪した母と残された父を思う。
6人は、精一杯生き成長してゆく。
それから、三人の物語。
OLの町田さんはヨッちゃんに危ないところを救われる。
高校生の相良は、近所のお婆さん達と交流する中で
29 舞祭【エピローグ】
今年から、7月12日の夏祭りを舞祭とした。別に10月20日に収穫祭としての秋祭りを復活させ、ここでも舞を披露する。正月の舞始めと合わせると、計三回、神楽舞を奉納することになる。
一時期、神楽舞は舞手を失って存続が危ぶまれた。舞手は氏子の中から、未婚の女性が選ばれる。おそらく百年単位で繋がる伝統だったが、堅苦しい、古臭い、練習に時間が取られるなどと敬遠され、とうとう誰も舞手のいない年があった。