3月26日(火)昼食 パプリカーシュ・チルケとガルシュカ
どちらもハンガリーを代表する郷土料理、家庭料理です。
ハンガリー料理といわれても知らない、食べた事がないという人の方が多いと思います。
私も自分で作るまでは食べた事がありませんでした。
パプリカーシュ=パプリカ
チルケ=チキン
鶏肉をパプリカで煮込む料理です。
今回パプリカパウダーは使いますが、良いパプリカが買えなかったのでカラーピーマンで代用します。
それとサワークリームが置いてなかったので、こちらもギリシアヨーグルトと生クリームで代用します。
なので伝統的なパプリカーシュ・チルケとは少し違います。
パプリカーシュ・チルケは以前にも作った事があるのですが、ガルシュカを作るのは初めてです。
ガルシュカは『ハンガリーのパスタ』として有名なようです。
主食としてスープなどに添えられる事も多いらしいです。
日本で例えると『すいとん』が近いような気がします。
(材料3人分)
鶏もも肉 3枚
ピーマン 10個
玉ねぎ 2個
ニンニク 1片
トマト 3個
ラード(オリーブオイルでも可) 大さじ1
白ワイン 200ml
水 適量
塩 適量
ローリエ 1枚
パプリカパウダー 大さじ4
ギリシアヨーグルト 100g
生クリーム 100g
薄力粉 大さじ2
ガルシュカ
(材料3人分)
薄力粉 300g
全卵 3個
水 180g
生クリーム 30〜50g
塩 ふたつまみ
水 適量
塩 ひとつまみ
1 トマトの皮を湯剥きして角切りにする
2 玉ねぎは角切りか大きめのみじん切り、ニンニクもみじん切り、パプリカは大きめの角切りにする
3 鍋にラードを入れて中火で加熱し、玉ねぎとニンニクを入れて焦がさないように炒めたらパプリカも加える
4 鶏もも肉は余分な皮や脂、筋などを取り除いて3〜4等分に切る
5 中火で熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、皮面を下にして焼き色をつけたら玉ねぎの鍋に入れる
6 フライパンに白ワインを入れて残った旨味をこそげて鍋に入れる
7 白ワインのアルコール分を飛ばして煮詰めたらトマトとパプリカパウダー、塩と水とローリエを加えて弱火で1時間煮込む
8 ギリシアヨーグルトと薄力粉、生クリームを混ぜてルゥを作り、1時間煮込んだ鍋に入れてよく溶かしながら弱火で5分加熱する
9 ボウルに振るった薄力粉と卵を入れてよく混ぜ、水と塩と生クリームを加える
10 鍋に水と塩を入れて沸騰させる
11 丸く穴のあいたおろし器に生地を通して沸騰したお湯の中に落とす
12 2〜3分茹でたらザルに上げて水気を切る
13 器にガルシュカとパプリカーシュ・チルケを盛って完成
・パプリカの代用でピーマンはOKですけど、サワークリームの代用でギリシアヨーグルトと生クリームでは酸味が足りませんでした。
サワークリームもディジョンマスタードも置かなくなってしまったスーパーには本当にガッカリです。
・カラーピーマンを10個使いましたがパプリカを使うなら半量で足りると思います。
自宅近くのスーパーにはオランダ産が置いてあるのですが、会社近くのスーパーに置いてある〇国産のパプリカとか使う気になりません。
・伝統的なレシピだと玉ねぎを炒めた後に生の鶏肉を入れて一緒に炒めるのですが、いつものメイラード反応を使った旨味を使いたかったので鶏肉を別フライパンで焼きました。
家庭によって何通りも作り方があるようで、フライパンで別に焼いて加えるレシピもあるそうです。
白ワインは加えるレシピと加えないレシピがあるので、お好みで使って下さい。
・1時間も煮込んだのでナイフがいらないくらい鶏肉が柔らかくなっています。
スプーン1本だけで最後まで食べる事ができました。
・ガルシュカは強力粉や中力粉で作ったらモチモチして本当に『すいとん』のような感じになると思います。
参考にしたレシピの1.5倍量で作ったのですが、そのままの量でも3人分として十分な量でした。
生クリームを使ったのは牛乳を買い忘れたからです。
牛乳を入れずに水だけでも作れます。
・あとハンガリー料理で作った事があるのはグヤーシュです。
こちらは牛肉を使ったスープ(煮込み料理)で、同じようにパプリカを使って作ります。