休職と寂しさは常に二人一組。
ある日突然うつ病になった。
いや、正確には、ある日ガタが来た。
それでもしばらく仕事は続けていたけど、今年に入ってから休職した。
うつ病になった当初、日記を書いていた。
その日の症状や気分を書いていた。
スマホを触る以外の体力と気力がない。
起き上がるのがつらい。
異常な疲労感で仕事ができない。眠くて仕方がない。
コミュニケーションをとることもつらい。
自分を責め続けてしまう。生きているのが申し訳ない。
そんなことが書いてあった。かなり辛かったことが想像される。
うつ病患者はいつまでもうつ病っぽくしていなければならないのか
それでも最近はようやくリワーク(デイケア)に通い始め、
復職に向けた準備を虎視淡々と進めているわけである。
すなわち、結構元気になってきているのである。
そうなると、こんな言葉をかけられたりするようになる。
意外と元気だね。
元気そうでよかった。
治療もして、薬も飲んで、デイケアも通っているので、さすがに元気にならなきゃちょっとおかしいと思っている。
少しずつ元の状態に戻りつつあるし、人と会う時はそれなりにコンディションを整えてから会うので、元気な瞬間が多いのである。
わかる。心配してくれているのはとてもわかる。ありがたい。
でも、元気なんだよ。
うつ病っぽくしてなきゃいけなかったのかな。
私はいつまでうつ病と見られているんだろうか。
復職しても、私はまだ病気だとみなされるんだろうか。
なんだかそれはとても悔しい。
復職するタイミングでは、うつ病は良くなっている状態なのに。
うつ病を患った人間は楽しんじゃダメなんだろうか。
うつ病っぽくしていることが求められているんだろうか。
元気だよ。仕事もしたいよ。
はやく戻りたいと誰より思ってるよ。
会社の人と話していると、もう職場には自分の居場所はないんじゃないかと思う時がある。
うつ病になった自分に戻る先なんてあるのか。自分は必要とされていないんじゃないか。
休職中は、そんな寂しさと常に一緒にいる。
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