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自分の事を話す

私は今、岡本純子さんの『世界最高の話し方』という本を読んでいます。
とても勉強になるし、とても分かりやすい本です。
この本の中で私が気になった一文があります。それは、
「自分のことを話すとき、人はお金や食べ物、
セックスと同じような快感を覚える」
という文です。
このことはこの本にはこれはハーバード大学の神経学者の方の研究結果で、
「自分の話をするとき、食事やセックス、お金、ドラッグなどによって分泌される『快楽ホルモン』ドーパミン放出と関連する脳の部位が活発化するのが確認されました。」
と書いてあります。
これを受けて私はとても納得しました。なぜなら私自身がとても自分の事を話すのが好きな人間だからです。過去に友人に何回も「お前の話は自分の話ばっかり」という指摘を受けたことがあります。それぐらい自分の事を話すのが好きな人間です。だから、上の一文はとても分かります。

そして私はこの一文が自分だけでなく自分の周りの人はどう当てはまるのだろうかというのが気になりました。他の人も同じように自分の事を話す時は気持ちいいのでしょうか、またそれが聞く側の私から見て目に見えて分かる、伝わるのかという話ですね。

それが知りたくて仕事中やプライベートでひたすら聞く側に徹してみました。しゃべり好きな私が聞く側に回るというのはかなりレアで、なんか変な感じがしました。実際にこうして聞く側に回って自分の事を話してもらうと確かに皆イキイキしているし、自分の話をしてる時は、気持ちいいかは分かりませんが、楽しそうです。上の「自分のことを話すとき、人はお金や食べ物、セックスと同じような快感を覚える」の一文を身をもって納得することができました。そしてここで新たな発見がありました。今まで私は割と「聞いて聞いて」タイプだったのですが、今回聞き役に回ってみて、聞く方も悪くないなと思いました。そして、勉強になります。そのことについてもこの本にある名言がありました。
「あなたが話す時はあなたは知っていることを繰り返しているにすぎない、
でも、あなたが聞けば、何か新しいことを学べるかもしれない」(ダライ・ラマ)
と、こう書いてあります。
確かに、人の話には勉強になる要素がたくさんあります。人の話を聞かず、自分の事ばかり話す人はそれだけ損をしています。
私もそうやってずっと損をしていた一人です。もっと人の話を聞くようにします。それを気付かせてくれたこの本に出会えてよかった。
ありがとう。



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