星野リゾートの社長から学ぶシンプルな読書術
星野リゾートは軽井沢の老舗旅館から、日本各地でリゾートを運営する企業です。1軒の老舗旅館から、今はホテル運営のプロとなっています。
そんな星野リゾートですが、実は本が出版されているんです。
今回はそれを参考にしながらシンプルな読書術を紹介します。
1. 「星野リゾートの教科書」から学ぶ読書術
この本は星野リゾート社長の星野佳路さんが実践している経営戦略と、そのお手本になった教科書についての紹介をしています。
ですがこの記事では経営の教科書を紹介するものではありません。
あくまで、社長から学ぶ読書術です。
1-1. 「星野リゾートの教科書」から学ぶ読書術
①古典的な本を読むこと
何かの分野において学習をスタートさせたい方は、まず古典を読んで基礎知識をつけることをおススメします。
しかも、その古典的な本は基礎知識がつけられるだけではありません。もっとあなたの学習とアウトプットを手助けしてくれるものに変わります。
1-1-1. 古典的な本が役立つ理由
「古典=ロングセラー」
基礎知識を学習する以外でも古典は必ずあなたの役に立ちます。古典は、長い年月で読み継がれた知恵が詰まっているんです。
また、流行の波に流されずに1つの理論として一般的に広まっていることを示しています。星野社長はこういった古典的な本を経営に役立ったと言っています。
1-2. 「星野リゾートの教科書」から学ぶ読書術
②分からない部分を残さないようにして読む
理解できない箇所をゼロにするように読みましょう。星野社長の読み方として、「実践する限りはその本通りにやる」「全体でつじつまが合えばそれでいい」という部分を無くしているそうです。
このスタンスでいくともちろん読書にかける時間も長くなります。
しかし、古典的な本への理解に時間をかけることで、基礎知識はしっかりと身についています。
そうすれば今後その基礎知識がついている状態で他の本も読めるので読書時間は短くなる、という流れに早変わりしますよ。
1-3. 「星野リゾートの教科書」から学ぶ読書術
③つまみ食いをせずに100%やってみる
本に書かれている理論のつまみ食いで終わらないようにしましょう。これはご法度ですね。
たとえば「3つの方法」とある場合はそれを余すことなく実践することです。読書術の本を読んで部分的にやっても意味はないです。
また、古典的な本の内容通りにすることで、効果が出ていない時も耐えられます。こういった本は自分の直感を信じられない時に支えてくれる根拠にもなります。
2. 結論①「基礎知識をつける為に古典を選ぶ」
結局、読書術として「基礎知識をつける」ことが大切です。それぞれの分野に古典があるのでざっくりと紹介します。
・リーダーシップ⇒「君主論」
・経済学⇒「国富論」
・自己啓発⇒「人を動かす」
・心理学⇒「ヒルガードの心理学」
・社会心理学⇒「影響力の武器」
・行動経済学⇒「世界は感情で動く」
・マネジメント⇒「マネジメント」
・マーケティング⇒「ザ・コピーライティング」
・交渉⇒「世界最強の交渉術」
・顧客心理⇒「シュガーマーケティング30の法則」
・バイアス⇒「ファスト・スロー」
・企業の戦略⇒「競争の戦略」「ビジョナリーカンパニー」
3. 結論②「基礎知識を学ぶ上でつまみ食いはしない」
教科書などを読んでもなかなかうまくいっていない人の多くは、変につまみ食いをして自分オリジナルのことをやろうとしている人です。
マニュアル通りにやらずに自分オリジナルのやり方を見出してしまう人と同じところがあります。
こうならない為にも「まずはその通りにやってみる」ことをおすすめします。
4. 「読書=勉強」早く終わせようとしなくてもいい
自分のペースを大切にしていきましょう。速く読めれば、効率が良くなるのはもちろんです。しかし、基礎知識をつけるための読書は時間を惜しみなくつかうべきです。
それでも時間のない方は通勤時間を利用してオーディオブックなどで聴くと良いです。そうするつもりがない人は勉強の意欲も低いのでやらなくていいですね。
ある程度時間をかけて読書していきましょう。それが一番ベストですよ。
それでも効率よく本を読みたいと思う方は下記のマガジンに「記憶力の上がる読書術」を掲載しています。それを参考に実践してみましょう。
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