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忙しい人必見!ポイントがすぐ分かる書籍紹介 記事まとめ

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スタートアップ企業の皆様に、ビジネスのヒントになりそうな書籍や業界の話題本の“読みどころ”を徹底解説!効率的にインプットしたい方におすすめです!
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#ビジネス

AIネイティブ時代。どんな未来を残すつもりなのか?『シン・ニホン』読みどころ紹介

ChatGPTやMicrosoft Copilotなど、便利な生成AIサービスの登場で、AIの技術革新はより加速し、企業でも様々な業界・シーンで生成AIの検証や導入が始まるなど、身近に感じる機会が増えたように思います。 今回ご紹介する『シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成』はまだChatGPTが一般公開されていなかった2020年2月に刊行された本ですが、まさに今データ×AIの進化によって起こっているような世の中の「確変モード」の到来を見据え、データ×A

そのアイデア、“共感”しても受け入れられない⁉︎変革を阻む正体とは?『「変化を嫌う人」を動かす』読みどころ紹介

優れたアイデアだけでは変化は起こせない。変革を妨げる様々な「抵抗」を克服せよ新規事業やイノベーション、組織改革などにチャレンジしていると、魅力的と思われるアイデア、商品、サービスが、消費者や顧客、上司、部下といった相手になかなか受け入れられずに苦労した経験がある人もいると思います。それはもしかすると、アイデアやプロダクト自体に魅力がないのではなく、もっと別のところに理由があるのかもしれません。 そのような困難を乗り越え、解決に導くヒントを提示してくれるのが、今回ご紹介する書

勘所を磨き曖昧な思考をクリアにする!『解像度を上げる』読みどころ紹介

解像度が高い人たちに共通する思考・行動パターンを体系化皆さんは仕事で課題を設定したり、仮説・提案をする時に、説得力や具体性が足りないと感じることはありませんか?それはもしかすると、「解像度」がまだ低い状態なのかもしれません。 今回紹介する『解像度を上げる 曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法』は、ビジネスにおける「解像度」を高めるための具体的な手法やアプローチを解説した本です。本書によると、ビジネスの世界では「物事への理解度や、物事を表現するとき

“すべて自分でやらない”という選択『WHO NOT HOW』読みどころ紹介

社会に変革をもたらすようなイノベーション創出は、決して一人だけで成し遂げられるものではありません。達成したい目標が大きれば大きいほど、解決したい課題が難しければ難しいほど、自分一人でできることの限界を感じる場面は増えるのではないでしょうか。 現状の仕事や自身のパフォーマンスに停滞感を感じている人や、もっとチャレンジしたいけれどやり方に悩んでいる人におすすめしたい一冊が、『WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」』です。 本書はタイトルのとおり、「どうや

海外から見た日本マーケットのポテンシャルとは?『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則』読みどころ紹介(後編)

前回に引き続き、『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則 スタートアップ×伝統企業』を刊行した中垣徹二郎氏と東芝テック鳥井との対談をお届けします。 前編では伝統企業とスタートアップの間を取り持ち、オープンイノベーション推進に貢献する役割を持つ「ポリネーター」のマインドをご紹介しました。後編では鳥井がポリネーターとして心がけていることや、海外から見た日本企業のポテンシャルについて伺います。 ポリネーターに必要なのは、常に相手の立場を想像し、既存ルールへのリスペクトも忘

イノベーションのキーパーソンってどんな人?『企業進化を加速する「ポリネーター」の行動原則』読みどころ紹介

GAFAやウォルマートなどが世界的な企業へと成長した背景には、スタートアップとの共創や買収を通じたオープンイノベーションを加速させてきた側面があります。 日本でもオープンイノベーションは積極的に推進されていますが、米国のような成功事例はあまり聞かないのではないでしょうか。そこにはどのような課題があるのか?ブレイクスルーを起こす可能性はどこにあるのか?オープンイノベーションのカギを握るキーパーソンを「ポリネーター」と名付け、具体例を交えながら分かりやすく解説したのが、米国シリコ

時間に支配されないための時間の捉え方「限りある時間の使い方」読みどころ紹介

なぜ、私たちは時間に追われてしまうのか?限られた時間をもっと効率よく使うにはどうすればいいのか? “時間の有効活用”という普遍的なテーマに対して、世の中にはタイムマネジメントに関する本がたくさん存在しますが、今回はそんな時間との向き合い方について新しい気づきを与えてくれる全米ベストセラー「限りある時間の使い方」をご紹介したいと思います。 時間との関係を再考し、本当に有効な時間の使い方を学ぶ著者のオリバー・バークマン氏はイギリス全国紙ガーディアンの記者として、外国人記者クラブ

“やっかい”な問題を解く鍵は「対話」にある『他者と働く』読みどころ紹介

他の部署に協力を求めてもなかなか協力してもらえない。相手にロジカルに説明したのに何か別の理由をつけて反対されてしまう。見えない問題があることは認識しているけれど、どう向き合えばいいのかわからない。 組織ではしばしば、こうした“やっかい”な問題が起こりがちで、今まさに直面して悩んでいる人もいるのではないでしょうか? 「わからず屋」たちとの「わかりあえなさ」といった一筋縄ではいかない問題に、私たちはどのように挑むことができるのか。その実践的なアプローチを深く学べるのが、今回紹

真の「顧客理解」とは何か?『顧客起点の経営』読みどころ紹介

2022年に日本能率協会が発表した調査によると、日本企業における現在の経営課題の1位は「収益性向上」という結果が出ており、実は10年以上前の調査でも同じ結果となっています。 このように多くの企業が「収益性向上」という課題に直面する中でも、「経営者が顧客をしっかり見つめ、現在の売上と利益は一体どのような方から頂戴しているのかを把握している企業」は着実に事業成長を遂げている。と記しているのが、今回ご紹介する『顧客起点の経営』です。 事業成長の鍵は「顧客を見ること」本書の著者であ

小売業界の覇者は何がすごいのか?『アマゾンVSウォルマート』読みどころ紹介

アメリカ小売業界の売上高トップに立つウォルマートと、業界の常識を変える“破壊者(ディスラプター)”として急成長を続けるアマゾン。 ウォルマートはなぜ業界の頂点に君臨することができたのか?そして、新興勢力のアマゾンが他社を次々と追い抜きウォルマートを脅かすほどの存在にまで成長できたのはなぜなのか?その背景にあるストーリーを一冊にまとめたのが、『アマゾンVSウォルマート ネットの巨人とリアルの王者が描く「小売」の未来』です。 本書の著者、鈴木敏仁氏は西武百貨店を経て1986年

デジタルが浸透した社会をどう生き抜くのか?『アフターデジタル』読みどころ

デジタル化やオンライン活用が加速しているという話は、今や多くの人たちが何度も耳にしたことがある話題だと思います。 今回取り上げる『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』は2019年に発売された書籍で、アフターデジタルとは「リアル世界がデジタル世界に包含される」という現象を捉えた言葉です。まさにデジタル化やオンライン活用の未来を提言した一冊ですが、2019年当時、日本ではまだアフターデジタルの世界がそこまで正しく認識されていなかったようです。 その後、新型コロナ

「予測できる売上」のつくり方『成功しなきゃ、おかしい』読みどころ紹介

まずは「成長準備」を整えるために、なすべきステップを知ろう起業家や新規事業開発の責任者にとって、どのように事業成長を描くかは大きな至上命題の一つです。 このデジタル時代において、最短距離でゼロからビジネスを成長軌道に乗せる。そのためのプロセスを体系的に学べるのが、今回ご紹介する『成功しなきゃ、おかしい 「予測できる売上」をつくる技術』です。 本書の著者の一人、アーロン・ロス氏はSalesforce.comで見込み客獲得プロセスを設計し、数年で年商5億円から100億円企業に

「圧倒的に生産性の高い人」に共通する考え方とは?『イシューからはじめよ』読みどころ紹介

仕事の生産性を高め、より良い成果を出すためにはどうすればいいか?多くのビジネスパーソンが日々向き合っているこの命題に、シンプルかつ本質的な考え方を示してくれるのが、『イシューからはじめよ』です。 本書では「本当に優れた知的生産には共通の手法」があり、そのカギを「イシュー」と捉え、イシューとは何なのか?イシューがどんな役割を果たし、どのように役に立つのか?をじっくりと説明しながら、「圧倒的に生産性の高い人」になるための考え方を紹介しています。 著者・安宅和人氏は、マッキンゼ

リアル店舗はワクワクするような可能性に満ちている。『小売再生』読みどころ紹介

小売業界を取り巻く環境が目まぐるしく変わる中、店舗のあり方についてさまざまな議論が交わされ、数多くのプレイヤーが新しい事業やソリューションの創出にチャレンジしています。 そんな小売店舗の未来について、一つの可能性を提言した書籍『小売再生 リアル店舗はメディアになる』を今回は紹介したいと思います。 著者のダグ・スティーブンス氏は、世界有数の小売コンサルティング会社Retail Prophetの創業社長。WalmartやGoogle、Salesforce、BMW、Intelな