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落合陽一的な世界を迎えるための教育① 2017年の佐藤ツヨシな思考

ここ最近、大学生の時の文章を載せていたのですが、13年とか14年とか前の僕の思考をつらつらと復習してたのですが、

今回は比較的最近の…

と思ったら、3年前の僕の思考でした。
古いな。

古いと思うペースがあがりましたね。

この3年で環境が変わりすぎて目が回るようです。

今回の記事はある意味、最近の僕のパラダイム転換な時の文章です。
はじまりはじまり。

なんか最近いろいろ考えてることが多くて、ただまとまりのないブログになりそうだなぁというのは思っているんですが、ブログをつらつらと書いてみたいと思います。

この職業をしていると先生と呼ばれることがもちろん多いわけですが先生というのは非常に何か偉いものではなくてただ単に生徒より先に生まれただけというふうに考えています。

生徒は先生から色々な知識を得るわけですが、 先生は自分の持っているノウハウやテクニック考え方というのを生徒に伝授するわけです。
つまり先生がそこまで進んできた道というのを僕で言えば一回りも下の生徒たちがその時点でもうすでに手に入れるということになるわけです。

生徒がその年齢で先生と同じ立場まで一気に引き上げられる。

生徒はその年齢でそこをスタートにまたさらなる高みを目指すことができるというのは非常に良いことだと思っています。
ただし問題点があって非常に先生というものの世界というのはクローズドな世界になっていて先生同士のノウハウの伝達というのがきっと世の中よりも少ないのではないかと思っております。

先生というソースから知識を得るこのことによって生徒は能力を高める。その生徒がまたさらに下の世代に知識の伝達を行うことによって、またさらに高みのスタートを切ることのできる世代を育てる、これが教育だと思っております。

先生であるとか教育というのはもう少しオープンソース的な側面を持っていいのではないかと思うのですが非常にクローズドな世界を生活しております。

また非常にドメスティックな面というのでしょうか、そういう面もあり先生が何か生徒を抱え込んで自分の思い通りにしようとしているのではないかと思う面も非常によく感じられるのがこの業界です。

ぼくは学校では英語を専門に教えているのですが、何かアイロニックというか矛盾を抱えたというかそういった面が英語の先生には多くて、すごい皮膚感覚ですが個人的には英語の先生というのは非常にドメスティックな面を持っている人が多いと思っております。
また画一的な教育、先生にとってコントローラブルな生徒の育成、こういうことが未だに教育の現場にははびこっているのではないかと思います。

この前近代的なというかクローズドな教育の現場で何か面白い人物を育てるというのはなかなか難しくて何か限界みたいなものを感じることがたまにあります。
でも自分の使命というのはそういったものを全てを覆して落合陽一さんの言葉を借りるとエモーショナルな、エモい人間を育成するということになります。

均質的な教育を行う現場の中で、少しでもこのエモい人間を育成できないか、というのがこの10年ぐらいの大きなテーマだったのではないかというふうに思っているのですが、最近始めた教育上の取り組みが1つのきっかけになるのではないかというふうに思っています。
特別に何か大きなことをやっているというわけではないですが生徒に英語のスピーチを行わせる。

それをTED Talksのようなショーに仕立て上げる。

その中でTED Talksのようにエモーショナルな空間を作る、生徒の可能性、生徒の興味関心を興味関心にとどまらせずに大きな渦の中に巻き込ませたい、こういうような思いがあります。

この取り組みはまだまだ始めて数年なのでただのよくある英語スピーチ大会と変わらない部分は大いにありますが、 取り組みの成熟度が上がってくるともう少し何か拓けるのではないかというふうに思っております。

その中でもポツポツと落合陽一的な人間が育ってくれればまた未踏事業に参加するような理系生徒が育てばいいなというように考えています。

と、色々なことをここまで書きましたが僕のテーマはエモーショナルな人間をどうやって均質を目指す教育空間の中から生み出すか、ということにあるわけです。風穴をあける、というようなことでしょうか。

AIなどの科学技術の発展によって消える職業の中に僕のような高校教員というのが入っています。

それを大手を振って迎えられるようにそこまでの間しっかりとエモーショナルな人間を育てるというのは教育の役割の1つではないでしょうか。

そうなった時に僕自身はワクワクする未来を生活しているでしょうし、高校教員ではない新たなフィールドで僕は働いてワクワクしているのではないかというふうに考えています。

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