【読書記録】リアルの私はどこにいる?
2022年54冊目。
人工知能が人格を創造した理由が作ってみたかったからというのが印象的で素敵だなと思いました。神様が神の子を作ったのも同じ理由だったらいいなと。
このシリーズはミステリとかSFとは見れなくて幻想小説のように感じているんですが、今作はおもちゃの街が出てきたこともあっておとぎ話のような感触でした。捜査の場面や襲撃の場面よりもグアトと人工知能やトランスファとの会話シーンが好きなんですね。
グアトがマガタ・シキに肯定的なこともありますが、この世界が今後どうなっていくのか眺めてみたい気持ちになりました。
グアトがマガタ・シキに導かれて旅をする巡礼者のイメージが強いですね。
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