【読書記録】着眼と考え方 現代文解釈の基礎
2022年32冊目。
現代文、特に小説なんて好きに読めばいいじゃんと思われると思います。授業で国語が嫌いになった方も多いのではないでしょうか。
私もそう思います。
本書でも感想が人それぞれであることは否定していません。
著者は「読後感をたいせつにして、それに即して考えるよりほかはありません。」としています。
では現代文を学ぶ意義とはなんでしょうか。
私は読書の解像度を上げるためであると感じました。
読み終わった際に、面白かったとかつまらなかったとか読後感の印象がありますが、それに終わらせず、本書の構成がこうで、ここのこういうところが面白かったというように言語化ができるようになるために、現代文の勉強が必要なんだと思いました。
感想が言語化できると次に読む本を探すにも効率が良くなります。他の人と感想の共有もやりやすくなります。
そうやって一冊の読書体験を豊かにしていくのは有意義なのではないでしょうか。
私は普段量を重視して読書をしていますが、こうやってnoteに全冊レビューをあげていることですし、noteの質を上げていくためにもたまには精読でじっくりと読むのもいいかもと思いました。