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「蔦まみれのススメ vol.5」はテキストで更新いたします。 梅雨になり、雨で家にいる時間が増えますね。 そこで、蔦に関する書籍(蔦本)についてお話しします。 蔦は植物としても興味深いものですが、その強靭な生命力と繁殖力から「再生」や「復活」「子孫繁栄」などのイメージとしても扱われてきました。また、かつては食べ物として嗜まれていました。 この文化やイメージを紐解いていくと、古代より蔦と人間の生活は深い繋がりがあったことがわかります。 今回は「再生と復活」「繁栄」「食
以前蔦まみれ建築の造形タイプについてお話ししましたが、 それらをもう一度考えてみて、更新しました。 アフロ型を亜種と捉え、大まかな分類を10個に変えました。 1.スッポリ型 2.ホボスポ型 3.ハンスポ型 (亜種:アフロ型) 4.ハイハイ型 5.ポイント型 (亜種:カギカッコ型) 6.カベハイ型 7.クサリ型 8.ナミナミ型 9.モンスター型 (亜種:アメリカンドック型) 10.モドキ型 色々観察していると、蔦まみれの造形は本当に様々なので無限にタイプを作りたくな
デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメLeaf」vol.3更新しました。 今回は蔦を見分ける力「絶対蔦感」の特集です。
旧下谷小学校(見出しの写真)が取り壊されちゃうの残念ですね…。ここも素敵な蔦まみれ建築でした。まだらに蔦が這ってる感じが好きでした。 さて、蔦まみれ建築と廃墟はとても関わりが深いです。廃墟=蔦が這っているイメージがありますよね。実際、よく廃墟として捉えられることが多いです。しかし、ただ蔦まみれ建築を廃墟の一種にするだけではもったいないと思うのです。 もちろん蔦まみれ建築には、廃墟のような退廃的な魅力もあります。しかし、色々見ていくとユニークさや可愛さ、狂気なども持ち
今回は「蔦まみれ建築はどんな所にあるのか」について書いていきたいと思います。 どんな場所にあるかわからない蔦まみれ建築ですが、実は存在する場所と蔦の生態を照らし合わせてみると、法則性が見えてきます。 私は「文献による蔦の生態の調査」と「フィールドワークによる蔦まみれ建築の収集」から、3つの法則を見つけました。 住宅や飲み屋街など建物が密集している地域に見つかりやすい 1つあると近くにもいくつかある 古い建物が残っているところに多い これらが私の思う、蔦まみれ建築がある
ナツヅタに緑の葉がついて、街を歩くと時々緑の家が見えてくるようになりましたね。そう、待ちに待った蔦まみれ建築のシーズンがやってきました! セイヨウキヅタ(アイビー)は一年中緑色なのですが、ほとんどの蔦まみれ建築を作っているナツヅタは季節によって表情が違います。そのため、蔦まみれ建築のシーズンは大きく4つに分けられます。 1.葉がつき始める4~5月 だんだん暖かくなってきて、黄緑色の若葉がついてくる時期。でもモジャモジャまではもう一歩。5月下旬にはそこそこ葉が茂ってきます
前回に引き続き蔦まみれ建築の造形タイプについて書いていきます。 後半は少し変わったものが多めです。 6.ポイント型 建物の一部分だけに集中して這っているポイント型。普通の建物が一部分だけしっかり侵食されているというギャップに惹き込まれます。 7.アフロ型 建物の上部だけ蔦が生い茂っているアフロ型。 蔦の種類や建物の形でいろいろなアフロになるのが魅力です。写真はモジャモジャ系のアフロですが、角刈りボックスタイプもよく見られます。 8.ナミナミ型 向こう側を超えてこち
記念すべき第1回目は、そもそも「蔦まみれ建築とは何か」について書きます。 蔦まみれ建築とは、一言で言うと「蔦が這っている建造物」です。 私としての蔦まみれ建築の定義は、以下の2つになります。 1.蔦にまみれた建造物 ここでの建造物とは、建物だけでなく、柵や塀、電柱、看板なども含めます。 建築と言われると、家屋やビルだけのようにも思われますが、大きく捉えています。 2.蔦が少しでも這っているもの 「まみれ」とは言っていますが、量が少ないものも、やがて蔦まみれになる可能性が
今回は蔦まみれ建築の造形タイプについて解説していきます。 いろいろな形がある蔦まみれ建築ですが、実は11の造形のタイプに分類することができます。 それでは1つずつ紹介していきます。 1.スッポリ型 建物がまるまる蔦で覆われたスッポリ型。 THE蔦まみれですね!インパクトもとても強く、目を惹きます。 しかし、ここまでなるには長い年月が必要なので、希少種でもあります。中々見つけるのが難しいです。 2.ホボスポ型 全部ではないけど、8~9割くらい蔦に覆われているホボスポ型。