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蔦まみれ建築のシーズン
ナツヅタに緑の葉がついて、街を歩くと時々緑の家が見えてくるようになりましたね。そう、待ちに待った蔦まみれ建築のシーズンがやってきました!
セイヨウキヅタ(アイビー)は一年中緑色なのですが、ほとんどの蔦まみれ建築を作っているナツヅタは季節によって表情が違います。そのため、蔦まみれ建築のシーズンは大きく4つに分けられます。
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1.葉がつき始める4~5月
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だんだん暖かくなってきて、黄緑色の若葉がついてくる時期。でもモジャモジャまではもう一歩。5月下旬にはそこそこ葉が茂ってきます。
2.一番生命力のある6~9月
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葉がしっかり緑になり、モジャモジャ加減もMAXな時期です。天気のことや葉の状態をを考えると、7月が一番良い時期かなと思います。9月だと、徐々に葉のハリがなくなり始めるので、8月までに見るのがおすすめです。
3.紅葉シーズン10~11月
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ナツヅタは紅葉するため、秋には赤い蔦まみれ建築を見ることができます。赤い蔦まみれ建築は、緑のものとは全然印象が違うので、ぜひ一度見ることをおすすめします!鮮やかな赤色が不気味さや奇妙さを削ってくれて、より美しさを引き出してくれます。
ちなみに、去年の東京は秋の気温が高めだったため、赤くなる前に葉が枯れてしまいました。そのため長野まで探しに行きました。紅葉が綺麗な地域は、蔦の紅葉も綺麗なのでそういった地域を狙うと良いです。
4.クサリ型シーズン12~3月
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寒さが深まると、葉が枯れ落ちて茶色のつるだけになります。
生命力に溢れモジャモジャだった蔦まみれ建築は、有刺鉄線で縛られたような見た目になり、退廃的でネガティブな印象になります。こういった二面性も蔦まみれ建築の魅力です。
鑑賞におすすめの時期
さらに鑑賞の面から言うと、よく生い茂ったのを見られるベストシーズンは5月下旬と7月になります。
6月は梅雨で雨が降るので見づらいし(でも濡れた蔦も美しいので見る価値はあり)、8月~9月は猛暑で長時間野外を歩き続けられないので、5月と7月が一番鑑賞しやすいです。
以上、蔦まみれ建築のシーズンについてでした!一年中見どころがあるのが蔦まみれ建築の魅力でもあります。
次回は、本格的な蔦まみれシーズンになる前に、「蔦まみれ建築がどんなところにあるのか」についても書きたいなぁと思います。