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蔦まみれ建築の造形タイプ(前編)
今回は蔦まみれ建築の造形タイプについて解説していきます。
いろいろな形がある蔦まみれ建築ですが、実は11の造形のタイプに分類することができます。
それでは1つずつ紹介していきます。
1.スッポリ型
![](https://assets.st-note.com/img/1676201320515-ei0Mt3Brnh.jpg?width=1200)
建物がまるまる蔦で覆われたスッポリ型。
THE蔦まみれですね!インパクトもとても強く、目を惹きます。
しかし、ここまでなるには長い年月が必要なので、希少種でもあります。中々見つけるのが難しいです。
2.ホボスポ型
![](https://assets.st-note.com/img/1676201440004-5GPaCpNuw6.jpg?width=1200)
全部ではないけど、8~9割くらい蔦に覆われているホボスポ型。スッポリとは違い、少し余白があることで、蔦に建物が侵食されていく過程を感じられたり、植物と人の拮抗が見えるのがいいですね。私が一番好きな造形タイプです。
3.ハンスポ型
![](https://assets.st-note.com/img/1676201577129-40zVqVKxhZ.jpg?width=1200)
半分ほど覆われているハンスポ型。
これはよく見つかるタイプですね。半分とはいえ、実際に目の前に立つと圧倒されます。
蔦と建物のバランスが良いので、這い方でイメージが変わってくるのも特徴です。
4.ハイハイ型
![](https://assets.st-note.com/img/1676201614707-IAFPk2gvXa.jpg?width=1200)
這い始めの赤ちゃん蔦や少しだけ這っている状態のハイハイ型。
「全然まみれてないじゃん」と思うかもしれないですが、これも蔦まみれ建築。だってこれが「蔦まみれ化」への始まりなのですから。
また、この小さいのがどんどん伸び、建物が蔦まみれになることを考えるととても楽しい。
これの魅力がわかるようになってきたら、かなりの蔦まみれマニアです。
5.カベハイ型
![](https://assets.st-note.com/img/1676201654052-Ao57ZrUpbN.jpg?width=1200)
壁面を這うタイプのカベハイ型。
くねくねと這う蔦のツルがアートのように見えるのが魅力的。曲線的なツルの美しさや複雑な造形美を一番感じられる造形タイプです。
前編はここまで。後編に続きます。