蔦まみれのススメ

蔦にまみれた建築物=「蔦まみれ建築」について語っていくWEBマガジン的ブログです。蔦まみれ建築研究家の蔦井タツが書いています。

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  • 蔦コラム

    本編とはちょっと外れたコラム集

  • 蔦まみれのススメLeaf

    月1回更新中のデジタルフリーペーパー。色々な視点で蔦まみれ建築を特集します。

  • 蔦まみれ行脚

    さまざまな場所を旅して見つけた蔦まみれ建築を紹介

  • フィロソフィーの蔓

    蔦まみれ建築から見る人生哲学

  • 蔦まみれ建築入門

    蔦まみれ建築の基本知識を紹介!

最近の記事

【ZINEの解剖】本作りのための情報収集

フリーペーパーやZINEを作るため、情報収集もしています。 どんなことしてるかちょっとまとめてみたいと思います。 どの手段で探す時も、 ・目的・ジャンル(自分の場合はマニア系とかガイドブック) ・自分が作りたい本と近いサイズ・ページ数 を意識してます。 サイズに対しての文字の大きさ。マージン。レイアウト。企画の構成の仕方。コラム的なものをどう入れるか…などを参考にしてます。 そして、基本的に3つの方法で情報収集しています。 1.フリーマガジン、フリーペーパーを片っ端から

    • 【ZINEの解剖】構成・デザインの話

      今回は、構成とデザインの話をします。 【構成】交互にしてメリハリつける作戦 まずは構成の話。 40ページ超の本なので、写真並べただけじゃ持たないと思いまして。 それで、メリハリをつけるために 1. 写真・図版メイン⇔読み物あり 2. ポジティブ・緑の写真⇔ネガティブ・枯れた写真 このどちらかが交互になるようにしました。 あとは、イラストメインの旅行中のこぼれ話と4コマ漫画コーナーを1ページずつ入れて、雰囲気を変えつつページ調整もしました。 手描き感を残した絵にして、

      • 【ZINEの解剖】内容解説・後編

        ZINEの説明、後編です。 ここからは小型の特集が続きます。 絶対「蔦」感を磨く フリーペーパーの企画をこちらでも載せました。 蔦を見分ける力=「絶対蔦感」を身に付けるという内容です。 長く観察してると、こういうことも見えてきます。 最近は、オオイタビやテイカカヅラも見分けれるようになりました。 ちなみに、兵庫に行った時、植物で覆われてることで有名な「グリル一平」さんも見に行ったのですが、おそらく這っているのは蔦じゃありませんでした。 Googleレンズ先生は、よく生

        • 【ZINEの解剖】内容解説・前編

          「蔦まみれのススメ2024」の中身を紹介したいと思います。 長くなりそうなので、前半・後半に分けてご紹介します。 全体の目的としては「ここ最近の活動をまとめること」と「蔦まみれ建築の魅力を伝えること」です。 それでは各特集について説明していきます。 【特集1】西日本 蔦まみれ行脚 フリーペーパーでやってる企画の拡大版です。 西日本の蔦まみれが少し貯まったのでまとめました。 まだ5県しか集められてないのですが、いつかは全県制覇するつもりです。 探してて思ったのは、京都

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        • 蔦コラム
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        記事

          ZINEを作りました

          「蔦まみれのススメ2024」というZINEを作りました。 駒沢大学駅の近くにある「MOUNT ZINE」さんで展示・販売しているので、機会があればお手に取って頂けたら嬉しいです。 近いうちに通販でも購入できるようになります。 仕様:B5サイズ、44ページ、フルカラー、中綴じ 価格:800円 期間:〜来年4月頃まで 内容は、ここ最近の蔦まみれ建築に関するフィールドワークや考察をまとめたもの…というと堅苦しそうですけど、それらを雑誌風にまとめたものです。蔦まみれ建築の魅力を

          緑を欲する私達

          食欲、睡眠欲、性欲…人の欲求は色々あれど、植物を求める欲もあるんじゃないかと思う。 キャンプや山登りなどを好きな人が多くいたり、植物にはヒーリング効果があると言われるように、どんなに文明が発達しようがサイバーな世界になろうが、人間も所詮は動物なので、自然などの原始的なものに触れたいと思うのだろう。 また、環境問題や景観保全のためにも、緑を取り入れるというアクションは推進されてきた。 壁面緑化とは「緑を飼うこと」 壁面緑化は私たちの生活において多くのメリット持つ。 日差しか

          蔦まみれ行脚 新潟・佐渡金山

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.15」更新しました。 新潟県の佐渡金山特集です。 巨大で迫力のある蔦まみれ建築でした。 佐渡金山も見学してきたのですが、等身大のジオラマがかなり作り込んであって、当時の状況をよく知ることができました。 洞窟の中を進んでいくのもワクワクしました。 あと、めちゃくちゃ涼しいので上着必須。 猛暑のレジャーにはぴったりだと思いました。 旧相川拘置支所と佐渡奉行所跡にもいきました。 旧相川拘置支所は、全体的に淡い色でイメー

          蔦まみれ行脚 新潟・佐渡金山

          蔦まみれ行脚 阪神甲子園球場

          蔦まみれのススメLeaf vol.14を更新しました。 今回は阪神甲子園球場です。 100周年ということで先日観に行ってきました。 実は高校野球がめちゃくちゃ好きでして。 決勝の日は結果が気になって仕事ができないので、有休取るくらい。(今年は休めなかったので気が狂いそうだった) 蔦まみれ建築の面でももちろん、高校野球の聖地としても行けて嬉しかったです。 個人的に思う高校野球の面白さは、高校生ゆえの精神的にも技術的にも未熟さがあり、一瞬で展開が変わってしまうところではないか

          蔦まみれ行脚 阪神甲子園球場

          【フィロソフィーの蔓】(1)寄り道を愛せ

          蔦まみれ建築は、色々なところにあるけれど、それなりに見つからないものです。 グーグルマップには表示されない、ある程度存在する場所の絶対的な条件はない…など、どこにあるか特定できません。 そのため見つけるためには、隅々まで目を凝らし、より多くの場所を探し歩くしかないです。 すごくアナログですね。 使えるハイテクツールを強いてあげるなら、ストリートビューでしょうか。 現地に行かなくても散策ができます。 でも、情報が古いことがあるので、実際に見に行ったら更地になってたということが

          【フィロソフィーの蔓】(1)寄り道を愛せ

          無効化する蔦まみれ② 遮ル蔦

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.13」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築②です.

          無効化する蔦まみれ② 遮ル蔦

          写真集を作った話 〜素人製本制作記〜

          写真集を作りたい 「写真集を作りたい」と思ったので作ってみた。 きっかけは去年行ったアートブックフェア。 テーマも形態も様々な本が販売されており、「本ってどんな形でも良いんだ」とすごく刺激を受けた。 大量印刷することは考えず、一冊だけ手間を掛けて自由な本を作りたいと思った。 計画 本棚の中に突如現れる蔦まみれの本のようにしたかったので、蔦まみれな壁面を表紙に印刷したデザインにしようと思った。 本棚に本が並ぶ姿と街で建物が並ぶ姿が似ていると思うから、それを再現したかった。

          写真集を作った話 〜素人製本制作記〜

          無効化する蔦まみれ① 封ズル蔦

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.12」更新しました。 這った対象物の役割を無効化する蔦まみれ建築をまとめてみました。

          無効化する蔦まみれ① 封ズル蔦

          蔦まみれ行脚 上野・鶯谷・日暮里

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.11」更新しました。 蔦まみれ行脚上野・鶯谷・日暮里編です。

          蔦まみれ行脚 上野・鶯谷・日暮里

          退廃耽美 クサリ型

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.10」更新しました。 今回のテーマは退廃で耽美なクサリ型特集です。

          退廃耽美 クサリ型

          蔦まみれ行脚 名古屋編

          デジタルフリーペーパー「蔦まみれのススメ Leaf vol.9」更新しました。 今年最後は蔦まみれ行脚名古屋編です。 良いお年を!

          蔦まみれ行脚 名古屋編

          ネーミングの話

          私の活動に多用している「蔦まみれ建築」と「All covered with Ivy」。 これら2つの名前には少々こだわりがあります。 今回はそれについて語らせていただきます。 蔦まみれ建築「〜だらけ」や「〜みどろ」など、何かがたくさんある状態を表す言葉はいくつか存在します。 その中でも「まみれ」という言葉を選んだのは、 まず、漢字だと「塗れ」書くように、「一面にたくさんついている状態」を表しているのが、蔦でびっしり覆われた建物を指すのにふさわしいと思ったのです。 また、

          ネーミングの話