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誰かさん
2022年1月31日 19:30
まぶたが重くなる手が掴むものはこぼれ落ちる眠気とは違う 理不尽な力に抗えなくてこのまま落ちていけば 沈んでいけば身をあずけるだけでいい見守るように包んでくれる ほのかなぬくもり居心地のいい記憶も 当てはめていくだけ瞬きが終わっても 君はそこにいますか瞬きを終えたなら 君にまた会えますか瞬きの間に 君は消えてしまいますかまだ言えてない言葉があるまだ癒えてない傷がある何気な
2021年7月15日 21:38
揺らぐ 揺らぐ 君が招くそのうねりよまた僕が奥まで覗く事の成り行きを遮ることは無い ただ傍で見てるだけ声の響きを嫌う夜の深さに只、すくんで墜ちていく無機質な道具を利用して 君は無能さを隠す目の中にナイフをチラつかせて 子供の答えを縛るまた誰かが発砲する 残忍で簡単な言葉を揺らぐ 揺らぐ 数が招くそのうねりよまた他人が奥まで覗く
2019年11月10日 00:50
腐食していく 継がない管と投影する物静かな男我がために為すことは錆びつく意思のせいボソボソと吐くは自己弁護灰色の空を切った風は吹く音を鳴らしてかき消すように 教えるソナタ ノ イバショ ワ ココデ ワ ナイさあ 行ってくれもう 行ってくれ此処でなければ どこでもいい汚(お)を挿す 可動の美意識音を起こして ここにいると 告げるソナタ ノ スガタ ワ ココニ ワ ナイ
2017年12月12日 00:03
僕の痛みをキミに話してもキミの痛みにはならない体を重ねても心は1つにできない自分だけが背負うこと代わりは他にいない体に刺さった無数の破片は深くめり込む僕が泣き喚いてもただ自由に動いていく涙は枯れ 血が乾くまで目が映してきたものを信じたから今があるそれはキミも同じだろう自分で決めてきた背負ったモノが重くなる代わりは他にいない痛みは眠りを邪魔していく好んで
2017年10月1日 19:03
微かに聞こえる 聞こえる声を頼りに僅かな隙間をくぐる寒さで震える様子を 楽しむようにキミは座り込んで何もそばに引き寄せない 動じることなく望んでいる 区別されない存在を 白いまま息をして 邪魔をつくる1つずつ 周りの石を 積み上げる微かに響く 響く音を頼りに身体を 無意識へ横たえて見えるものすべてに 意味や理由を求めすぎて自分を追い詰めた 色さえも分からなくなるまで横
2017年8月26日 03:08
目を刺して光はまたハネる沸々と煮えていく身体を支え機械を回す人の手ここで使う錆つききしむ骨の継ぎ目揺らぐ老いへの認識を 抗う思考に任せ行くここから見えなくなってもここから聞こえなくなっても探して触れて分かればいい陽はまたキミを照らすからここで掴む要らないと放り棄てた共
2017年10月1日 00:00
ひとときの病に 苛まれて葛藤を呼び覚まして 僕は悶える誘いの手は 目の前にあって掴めば 楽になれる 今だけ深い闇の中で 気持ちは増して 膨らむ幾重にも巻かれた鎖は 錆びついて欲望に取り込まれた身体が告げた時は来たカタチなどどうでもいい ただもう一度だけ満たしてくれ知りたくなかった見たくなかったただ思考が麻痺して 同じことを繰り返す阻止する叫びのボリュームを少しずつ
2017年7月19日 15:10
言葉の塊思考が固まり綴る言葉が同じもの括る思考の限るもの晒してみせよう この腹をどんな顔でも構わないきっと目をそらす前に鼻を塞ぐ欲しいものなんて そんなもの思考の意外言葉を疎外綴る言葉が同じもの括る思考が限るもの委ねてあげる この殻を求められてるその中できっと何度か試せばすぐ飽きる刺激の欲など そんなもの
2017年7月19日 14:47
ただ周る ぐるぐると頭のネジを外してみたら鼓膜に注がれる アメにムチで帳尻を合わせただ周る ぐるぐる消して 決してならないもっと深く もっと深く消して 決してならないもっと中の もっと中の生き物の中へ虹彩に反射した微生物プリズムになりすましてる弾いてみた 散らかしてみた煩い色の数 それは放置とともに薄くなるずっと同じを望んでもそれは認識とともに固くなる
2017年7月2日 02:21
塞がる穴をこじ開けて拡がる穴を放置する2つに触れるには力が無い小さな点と点キミが逆さまに映ってる 普段は見れないものが湧いてくる何も知らないはずなのに 色々と記録されていくキレイで汚い模様を 派手だけど地味な個性をフィルターで 今夜も誤魔化していく乱 凛 倫 跳ねるように還 混 魂 鎮めるように乱 凛 倫 鈴は鳴る還 混 魂 鐘を鳴らす夜を明かしてく
2016年8月11日 00:46
蒸した中でも音はテンポを濁さずリズムが生まれてそれを主として身体が揺れる無邪気に踊る 骨肉 手招かれて 瞼は落ちるなにへの反応も 感じるままに流れ流れて流されて流し流れて混濁の水 粘膜を侵して 慎みを求むまま赤色が乾いて 赤色が固まってこれをもって完とする留める我と痛みの終焉
2016年7月11日 04:27
冷め冷めと言葉を交わす怒号を用いれば 棘にならない素直な故に 損を招く君からの視点彼からの視点それからの視点揺らぎを作れば 波は続く落としてみれば 粒を生む沈む異物は 時間をかけて同化する膜が針で破れたら息苦しさも楽になる抑えなくていい飲み込まなくていい偽らなくていい君を罵って彼を嘲笑ってそれを消してただ 愉快にただ 悦に浸って押し殺してた声を鳴らせ
2016年6月27日 03:25
無機質な文字を並べて返事求める端末を耳に当て声を求める形を目の当たりに姿を求める温度を感じながら繋がりたくなる嗚呼 更に沈む 任せたまま嗚呼 終わりがない 果てぬ欲
2016年6月12日 22:17
コケの粒子が暗がりで群れを成す大きくなりたいがための共有と同化さんざめく 水の粒は 1つに混ざって弾ける空しさは いっときを飲む風哀しみは 余韻を遮断する炎宙に撒いた 無数の記憶実体を欲しがるあまりに 手段は選ばぬ哀れな念