見出し画像

妻が泣きわめき、崩れ落ちた日から1日が経過した。

この時の私は、甘い考えを持っていた。
「妻は家事育児の大変さを私に訴えたいだけだろう」「ちゃんとそれを認め、私も激務な社長業をこなしているという事を理解してもらえれば、今まで通り家事育児に専念できるだろう」

メンタルクリニックへ行った。
そこでは事前問診として、妻が予約時にいくつかの質問項目に答える問診があったようだ。
診察室に通されて、医師に言われた開口一番は、「問診の結果から『鬱』である」だった。

まだ甘い考えだった私は、「問診だけで鬱という診断?」と思った。

抗うつ剤を出してもらい、診断書を書いてもらい、その日は帰宅。


妻は、気落ちし、元気が無くなり、言葉数が減り、「やる気が出ない」と言ってはベッドに横になった。

ここから、ベッドで横になる妻の「介護」が始まるのだが、それをまだ、この時の私は知らない。

おとといまでは、妻は目が「キマッテいる」事があったが、家事育児を全般こなしていた。この日から、ほぼまったく出来なくなった。







いいなと思ったら応援しよう!