『フロンティア 世界は錯覚で出来ている(NHKBS、2024年11月5日PM9:00放送)』という番組の中で、「ロボットアバター」関連の先端技術をやっていた(「6本目の指のロボットを錯覚を使って脳をだまし動かす事ができた」、「プラセボ効果で、脳内のリミッターを外せる」、「アバターロボットで、「自分で自分を介護」できる未来」)

((内閣府)ムーンショット計画)
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html

日本政府が、現在、「ムーンショット計画」というのを進めていて、大体、「2030年~2050年頃」辺りを目標として実現させたい先端開発目標計画というものがあります。
それで、昨日のNHKの科学番組で、
・『フロンティア 世界は錯覚で出来ている(NHKBS、2024年11月5日PM9:00放送)』
という番組をやっていたのですが、その中で、現在、だんだん実現可能になってきている先端技術の紹介をしていた。
その中でも、さらに、自分の予想外の先端技術の内容をやっていたので、その事について書いていきます。
日本政府の「ムーンショット計画」の中の1つに、「ロボットアバター」開発目標というのがあって、今回の番組の中に出てきた先端技術は、その関連だったのですが、「予想外」の出来事が起きた。

(『フロンティア 世界は錯覚で出来ている(NHKBS、2024年11月5日PM9:00放送)』で放送していた内容で新しい技術のもの)

・6本目の指のロボットを錯覚を使って脳をだまし動かす事ができた。
・プラセボ効果で、自分のスクワットの動作に合わせて、画面内のアバターの筋肉が膨らむ映像を見た直後の握力検査で、8割程度の人が、実際に、筋力がだいぶ上がる事がわかった。(握力検査は、「+1.5kg」ほど上がっていた)(脳内のリミッターを外せる。普段は、膝が痛いなどで、「自分はできない。とか、自分は虚弱体質だ。と自分で自分自身に思い込みの暗示をかけてしまっている」事がわかった)
・アバターロボットで、「自分で自分を介護」できる未来

(1) 6本目の指のロボットを錯覚を使って脳をだまし動かす事ができた。

もともとは、交通事故で腕や足を失った人用に、義手、義足というものがあったが、21世紀に入ってきてから、「ロボットアーム」や、「サイバネティクス」技術の向上で、「実際に、指を自分の意思で動かせるロボット義手」は作れるようになってきていた。

今回の番組では、「錯覚」をテーマにした番組で、
・「錯覚」=「脳をだます」事を応用すると、「本来の人間には無い状態のもの」まで自分の意思で動かせる事ができた。
という実験
の様子をやっていて、これが、自分のそれまでの常識の予想外の出来事だった。

「本来の人間には無い状態のもの」というのは、「6本目の指」、「3本目の腕や足」のようなものを、実際に動かせていた。

もともとの、交通事故で腕を失った人用に、ロボット義手で「5本のロボットの指」を自分の意思で動かす技術は、腕の残っている部分の、もともとの指を動かす筋肉や神経の信号を使っていたので、「本来、人間にもともとある、5本の指」までしか動かせなかった。

(「ラバーハンド錯覚」を応用する)
(「ラバーハンド錯覚」現象の実験)
https://gendai.media/articles/-/110407

『「ラバーハンド錯覚」とは、自分の手を衝立で隠した状態で、体験者から見えるゴムの手と、体験者からは隠れた自分の手の同じ部分に、同時に触覚刺激を与えるというもの。
これを何回か繰り返した直後に、「本来、自分の神経とはつながっていない方の、ゴムの手の模型だけを撫でる」などをすると、「何か、自分自身の手を撫でられた」ような錯覚が起こる』

「ラバーハンド錯覚」という錯覚の実験があって、上のホームページの記事のやつなのですが、この錯覚トレーニングを繰り返すと、「ゴムの手の模型」のような自分とは関係が無い物体を、「自分自身の体の一部だ」と「脳が錯覚する」ようにだんだんなってくる。

この状態で、
・すでに、指が5本ある健常者に、「6本目のロボットの指」をくっつけて、交通事故患者用の「ロボット義手」のように動かしてみようとすると、何と、「他の5本の指がまったく動いていない状態で、6本目のロボットの指を自由自在に、グー、パーのようにできた」
本来、この技術は、生き残っている腕の付け根の「5本の指を動かす筋肉や神経の信号」を使って操作するので、「6本目のロボットの指を動かすには、通常、その隣の指まで一緒に動いてしまうはず」なのに、そうならなかった事で、要するに、「阿修羅のように、6本の腕の状態を、ロボットアームで動かせる」技術ができる未来がもう来ているという事です。
これは、実際に、同じ「錯覚トレーニング」を行ってから、「3本目の背中に生えているロボットの腕」を実際に自分の意思で動かしていた。
映像では、すでにある肉体の両腕で、物をつかんで固定していて、「3本目の背中に生えているロボットの腕」で、ハンダ付けをしていた。

昭和の時代には、「ロボット工学」なんかで、「自分の外側に少し拡張できる、自分自身でコントロール可能な領域(野球の選手が「バットを自分自身の腕のように自在に扱える」とか、「自動車のドライバーから見えない位置まで、自分自身の体の一部であるかのように避けて通れる」とかの事)」の事を、たしか「拡張自我」と呼んでいた記憶があるのですが、今ネット検索で調べると、この「拡張自我」という単語は、「心理学」用語になっていて意味が違うようです。
要するに、この概念は、昭和の時代の「ロボット工学」なんかの時から知られてはいたのですが、「錯覚で脳をだます」事で、もっと自由自在にコントロールできるようです。

(2) プラセボ効果で、自分のスクワットの動作に合わせて、画面内のアバターの筋肉が膨らむ映像を見た直後の握力検査で、8割程度の人が、実際に、筋力がだいぶ上がる事がわかった。(握力検査は、「+1.5kg」ほど上がっていた)(脳内のリミッターを外せる。普段は、膝が痛いなどで、「自分はできない。とか、自分は虚弱体質だ。と自分で自分自身に思い込みの暗示をかけてしまっている」事がわかった)

この「錯覚」実験では、
・画面の中に、3DCGのアバターがいて、モーションキャプチャーで、自分自身がスクワットをすると、同時に、画面内のアバターも全く同じ動作をするというのを、見ながらスクワットをする。
「錯覚」の細工は、この時に、「スクワットをするたびに、画面内の3DCGのアバターの筋肉が、かなり大きく膨らみ、さらに、エフェクトがかかって、かなりパワーアップしている」ように見える錯覚映像を見ながら、スクワットしている。
この錯覚スクワットを、20回とかした直後に、握力検査の機械を握ってもらうと、プラセボ効果で、8割程度の人が、実際に、筋力がだいぶ上がる事がわかった。というものです。
これは、「錯覚を用いると、脳内のリミッターを外せる」という事です。
昔、「ビリーズブートキャンプ」という「映像を見ながらするエクササイズのDVD」が効果が高いとして流行った時期がありましたが、あれは、この錯覚効果も混ざってあるのかもしれません。

(3) アバターロボットで、「自分で自分を介護」できる未来

アバターロボットで、「自分で自分を介護」できる未来が、おそらく可能であるという実験を行ってた。
現在、日本政府の「ムーンショット計画」の中の1つに、「ロボットアバター」開発目標というのがあるのですが、すでに、この技術は使われています。
主に、
・ほぼ全身麻痺に近い障害者でも、テレワーク技術を使って、「ロボットアバター」を操作すれば、現地の実際の喫茶店での接客労働が可能で賃金も入ってくる。
・不登校の子供が、「ロボットアバター」で通学し、学校の授業をテレワークで、「他の生徒達と一緒にコミュニケーションを取りながら」受ける事ができる。

ここで使われる「ロボットアバター」というのは、
・ロボットに付いているカメラの映像は、ロボット操作者の画面の方で見れるので、「実際に現地に居る」のと同じ体験ができる。
・ロボットのスピーカーからは、「ロボット操作者のマイクの音声で、そのまま電話のように会話できる」

問題な事は、すでに、「ペッパーくん」などの「AIロボット」が社会的によく知られるようになってしまった現在の時代なので、
・この「ロボットアバター」を、「中に人が入っていないAIロボット」だと思って、間違って接する人が出てきてしまう問題があって、非常に、大きな人権問題や裁判に発展しかねないので、この「ロボットアバター」を使用している場所では、「中に人が入っているロボットで、人権がある」事の周知の徹底と、「ロボットを動かしている人物の顔写真付きのネームプレート」が付いている。

番組の最後では、「ああ、このロボットアバター技術を使うと、最終的には、アバターロボットで、「自分で自分を介護」できる未来も可能ですね」というコメントを言っていて、それは実際に実現できる段階にある。

日本や欧米など先進国が抱える「重税の税制上の失敗で、どんどん人口減少を引き起こしており(子供を産むと大学を通わせるまでの育児費用が出せないので、生活をしていけないので、子供を産むという選択ができないので、出生率が、先進国の全てで「1.3」以下程度しか無い)、国の社会やインフラをまわしていけない問題がすでにだいぶ悪化して進んでしまっている」のが現在の状態ですが、「最終的には、介護を必要とされる人達は、自分で自分を介護する」しか無くなる未来もありえる状態です。
日本政府が言っている「ムーンショット計画」などの中の1つに、「ロボットアバター」開発目標とか、「テレワーク」技術の推進の必要性の説明の時に、「少子高齢化と人口減少対策に必要な先端技術開発だ」とか言っていた。

今回のNHKの「錯覚」の番組では、自分が予想していなかった、まったく新しい先端技術がすでにできるようになっている事をやっていて、「おお!」とびっくりしたが、他でやらなければいけない日本政府の政治の失策(国民は、重税で「子供を産まない」という選択肢を取る事しかできない。のに、重税の使い道を軍拡をどんどん使ってしまうなど。「子育て支援の為に、さらなる重税をしましょう!」とかやっている問題)の課題の方をやらないと根本的な解決にはならないでしょう。

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