あおいなぎさの町に
春雷が行きさって
最後の桜の一枚が散ってしまいました今朝は久しぶりに目覚ましよりも早起き
カーテンの間から照りつける日差しが
うるさくて
でもなぜかワクワクしてもしかしたら
休みの日に子供に起こされる
お父さんはこんな気持ちなのかな
でも海に出る前からわかっていた
空の高さが、
照りつける日の匂いが、
潮の匂いが、
母さんは僕の名前にその季節を入れた
その季節には色々な深い意味があるらしい
その名前が似合うような明るい自分じゃないで
もこの季節が好き。
そして母さんは
僕の名前にこの場所を入れた
行き過ぎる波の音が
どこまでも果てしない水平線が
そんなに大きな人間じゃない
でもこの場所が好き。
だから今日もここにいる。
誰よりも早くあなたを迎えたくて
きっと僕はずっとこの場所と
この季節と
生きていくのだろう。
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