ゆか床日記vol.2〜ぬかに向き合うことは自分を見つめること、宇宙を感じること。〜
指先に触れるぬかの温度をみる。
樽の蓋を開けた瞬間の香りをかぐ。
あぁ、今日はこんな気分なんやな、と
ぬかとぬかに溢れる菌たちの動きを感じる。
ぬかはどこに置いて保管するかで
発酵するか否か、どんな仕上がりになるかが
大きく変わるらしい。
発酵を促すためには
25度〜30度くらいが適しているとかいないとか。
夏場は暑くなりすぎたり、冬場は寒くなりすぎたりするから、冷房暖房をつけたりして過ごす人の生活に近い環境で保管するのもいいみたい。
ふと意識を外に持っていってみる。
蓋をあけるまでの
部屋の空気はどんなだったか?
外の天気や気温、湿度は?
お昼は、朝は、昨日の夜は?
今日は割とじめっとしてるな。
風通りも滞ってるみたい。
だから窓は開けようかな。
普段何気なくやってる部屋の換気や温度管理など
意識をあえて持っていかないようなところへ
ぬかをまわすことで持っていけるようになる。
ぬかをまわす、って
自分を見つめることに近い感覚がする。
まわしてる手にぬかが着く、
と実体への影響もあるからかわからないけれど
まわしている時間が
ぬかに向き合っているようで、自分に向き合っているような。
深呼吸のワークや瞑想を練習する時の感覚に近いかも。
そして自分のことに向き合ったときには
身体の状態や心の動き、
頭で考えていること、
そこに影響を与えている
自分がいる場所や環境、
いまに至る経緯、
日本や歴史、地球やひいては宇宙まで?
目の前のことに向き合うことで
どんどん内側に入っていき
そして外を知っていくことにつながる。
ぬかから宇宙を感じれるんだなぁと
そんなぬか的循環世界をみるそんな1日でした。
それではまた。
みなさん、おはよう、おつかれさまでした。