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鉄のフライパンを育てる油 ”シーズニングオイル” は正しい物を選ぼう! 

使い終わって引く油=シーズニングオイルは何でも・・・良くない!

シーズニング:鉄のフライパンの表面に薄い油の皮膜を作り空気を遮断し、フライパンが錆びたり焦げつかない様にする「油ならし」のこと




鉄のフライパンを育てる基本は4点

錆びやすいし焦げる、と敬遠されがちだけど、実はそう難しくはない・・・

  1. 最初の焼き入れと油ならしが肝心だけど、失敗したら、やり直しOK

  2. 使い始めはしっかり熱してから油を多めに入れ、余分な油を空けて(油がえし)から、調理を始める。油が馴染んできたら  ” 油がえし"は不用

  3. 使い終わったら熱いうちに洗剤を使わず洗う。後で洗う場合は、火にかけ熱してから、洗えばOK

  4. 洗ったら、火にかけ完全に水気を飛ばし、薄くを引いておく(シーズニング)              


使い始めの儀式


本題・・・シーズニングオイルは種類を選ぼう

調理に使う油は好みで良いけど、使い終わって引く油はこれを!

油にはヨウ素の含有量によって、乾性油、半乾性油、不乾性油に分類されるが、使用後のフライパンに引く油は、乾性油か半乾性油を使うべし。

フライパンを育てる、とは、油が馴染んで使いやすくなるという事で、それには、引いた油が乾いて硬化を繰り返す必要があるから、シーズニングは乾く油の乾性油半乾性油が良い。

乾 性 油   / アマニ・えごま・ひまわり、グレープシードオイルなど
半乾性油 / こめ、大豆、菜種、ゴマ、サラダ油など
不乾性油 / オリーブ・やし油、ラードなど(不向き)

◾️メモ◾️
不乾性油は乾きにくいから良さそうに思えるが、逆。
馴染ませたつもりでも、洗うと落ちてしまうので向かない。


錆びについて

錆びは、金属の酸化現象。
大気中の酸素、水素などが金属と化学反応(酸化)して発生するもの。
なので鉄製品は、水分が大嫌いで、水分を呼ぶ塩の類も苦手だから、塩分や醤油などで味付けした物を、長くフライパンに置いておくのはパスしよう


補足

シーズニングを繰り返す事で油が馴染むようになる。
錆びたり焦げてしまったら、金属タワシでガンガン洗って、完全に乾かしたのちに、再度シーズニングを。

鉄のフライパンturkタークを手に入れて3年が過ぎて、余程の事がなければ焦げつく事はなくなったけど、コンロの癖、火の当たりによって、厚み(焦げが重なって出来る)が出てくる事がある。
その場合、フライパンをひっくり返しその箇所に直接火を当て、焼いてしまう(煙が出る)荒療治をする事もある。

丁寧にやればいくらでも手はかけられるけど、ぞんざいに扱ってもOKなのが鉄のフライパンの良いトコ。

我がフライパン、私が使用不可になっても、多分料理好きの息子が引き取って、あなたは育ち続ける・・・私と違って引退は出来ぬぞ、ガンバレ!!


このフライパンはターク(Turk Classic fryingpan 4号 φ24cm)
W 240 × H 115 × D 460 (mm)で内径は175mm
銑鉄を切り出し加熱、鋳造、叩き出しを繰り返し、仕上げた継ぎ目がない一体型のフライパン。直輸入、当時、送料込みで約130EUR


2024/11/14現在、価格は11,600円になっている。Amazonは価格変動に注意
 

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