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【戦慄】『ファンタスティック・プラネット』が怖すぎた

全国2億4000万人のオム族の皆様、こんにちは。つめけんと申します。

ファンタスティック・プラネットという作品をご存知ですか?今(記事公開当時)YouTubeで無料公開中なのでぜひご覧ください。

と言いたいところなんですが、僕は軽い気持ちでこの作品を見て衝撃を受けたのでまずは僕の話を聞いてください。

どんな話かひとことで言うと、人間をペットにする宇宙人の話です。

何が衝撃なのか

とにかく衝撃作。
こんな不気味な映画は他にない。

僕の価値観からして、こんなに恐ろしい映画は滅多にない。僕は和/洋/幽霊/悪魔/人コワ等問わずだいたいのホラー作品を平気で見られるけど、今作はどんなホラーよりも「怖い」と思わされた。

ホラー演出はほぼないにもかかわらず、映像の質感、キャラデザ、音楽、ストーリー…すべてにおいて腹立たしいまでに不気味で、これでもかと不安を煽る。

特にキャラデザは本当にヤバい。人間、原住民、原生生物などなど、画面に映されるもの全てがじめりとした嫌悪感を覚えさせる。

宇宙人。作中ずっとこういうのが映り続ける。
これはペットに「疾風」という名前をつけようとしている
面白シーンだが、画ヅラが怖くて笑えない。


よくわからない生き物。この星の原生生物。
戯れに他の生き物を殺し、人間みたいな声で笑う。怖い。


「怖がらせてやろう」みたいな色気がなく
、おそらくデザイナーの手グセでナチュラルにデザインされているのがかえって気持ち悪い。

最序盤の、虫でも殺すかのように人間を虐げるシーンがマジでキツい。絵、起きてる事実、鳴ってる音楽、全部含めて本当に嫌なシーン。

序盤が一番キツくて、終わりに向かうにつれて段々マイルドになっていく構成。これまた嫌らしい。なんでそんな試すようなことするの。

そんでもって最終盤の展開だけ妙に熱くて困惑する。こんな見てくれで終わり方が希望に満ちてるのもなんか嫌。

出会ってなくて、よかった。

「もっと早く出会いたかった」映画は多々あれど、今作は逆に「子供の頃出会ってなくてよかった」。大人になって怖いものに耐性がついてから見て本当に良かった。

こんなもんを子供の頃見てたら一生のトラウマよ。忘れたいのに記憶にこびりついて、眠れない夜を何日も過ごす羽目になっていただろう。

強烈な作品を見た感想として、

「子供の頃に見て怖くて眠れなくなったなぁ、懐かしい」

みたいなのたまに聞くけど、本来そんな思い出はいらないからね。怖い思いなんかしないに越したことないから。

だからこういう作品を人に勧めるときは、色々考慮しましょう。特に小さい子供に見せる場合は熟考してください。影響が計り知れません。



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