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学校をつくってから絶対にやらなかったこと
2014年4月にスタートした瀬戸ツクルスクール
スタートしてからは絶対にやらなかったし、やってこなかったし、今後もやらないだろうことがある。
それは、土日や長期休暇中の体験会。
なぜやらないのか。
スクールがスタートする前はやった。そもそも活動母体がないわけだから仕方がなかった。
2回ほど開催した。
1回目は数名だったが、2回目は春休みということもあり、約20名の参加があった。
そして、二度とやらないと決めた。
「ここに参加する子たちはツクルに入らないな。」
と感じたからだ。
子どもたちは体験会を楽しんでいたし、また来たい!という声もあった。しかし、
時間があったから、休みがあったから、そういうモチベーションでは、学校をやめてまで、ツクルに入ることはないだろうと感じた。
もちろん土日などに体験会をやらないことが正解とは思っていない。
もしかしたらいろんなチャンスを逃したかもしれない。
だから、これから学校をつくる人が同じようにやったらいいとも思わない。
しかし、私はこちらが無料で本気でやっている以上、習い事的な感じで消費者マインドのまま利用されたくなかった。
今ある安定(幻想だが)を捨ててまでツクルにきてくれるなら、その心意気に答えるためにもお金なんていらない!というモチベーションだった。
それくらい学校をやめて、ツクルに来るということには大きな壁だったり、親も子も捨て去らなければいけないものがあると思っていた。
商売でやっていたらまた違ったとは思う。
まずは知ってもらうということは大切なことだし。
しかし、教育は商売ではないと私は思っている。
商売にするといろんな歪みが生じることを知っている。
教育を消費するものにしてはいけないと思っている。
ただ、これだけ消費者マインドが流布している、そして、定着している中で、ちょっとでも隙を見せれば、すぐにフリーライダーが無邪気に悪気なく乗り込んでくる。
もちろん無意識だから当人たちにそんなつもりはない。そして彼らが悪いとも思わない。ただ、そんなただ乗りの匂いがして、それに対してよい感情を持たなかったのだ。
そしてこれは今も続いている。
お金が必要ならばほかのところで稼げばいい。
目に見えない消費者マインドはいろんなものを食いつぶす。
そうならないためにも、ちょっとつまみ食い的な体験会はやらなかったし、今後もやらない。(今は活動母体があるから必要ないし。)