教育×地域社会×人生 とある瀬戸市民の挑戦

教育を通して自分にできることは何かを模索、挑戦、実践している一尾茂疋(いちおしげひこ)…

教育×地域社会×人生 とある瀬戸市民の挑戦

教育を通して自分にできることは何かを模索、挑戦、実践している一尾茂疋(いちおしげひこ)です。 2009年私塾創立。2014年瀬戸ツクルスクール創立。2020年瀬戸プラクティカルカレッジ創立。2024年瀬戸一人前プロジェクトスタート。今後も実践、挑戦しつづけます。

マガジン

  • 「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス

    2025年2月2日に開催する「地域と教育のミライ~小田全宏氏講演会~」の開催にいたるまでのプロセスをまとめています。

最近の記事

シチズンシップ、どう育む?

瀬戸みんなの会議&マルシェ vol.3目的:市民性(シチズンシップ)の育成 ※市民性 ・客観的な判断力を身につけ、精神的に成熟すること ・社会の成員としての権利と義務を行使すること ・人として、自分のことや誰かのことを大切に想う気持ちや願い、温かなまなざしや関わり、そしてそこから生まれるつながり 手法:「クラス会議」と模擬店 ※「クラス会議」とはアドラー心理学をベースとしたポジティブディシプリンの取り組みのひとつ 開催頻度:年に2回 開催時間:3時間から4時間

    • 瀬戸一人前プロジェクトから見える未来の景色

      瀬戸一人前プロジェクトのビジョン 瀬戸一人前プロジェクトが目指すのは、地域の学生一人ひとりが「自分らしい道」を見つけ、歩める環境を整えることです。 具体的には、学生が自分に合った進路を選び、その先での学びを通して「自分の適性に応じた仕事」に就けるよう支援します。 たとえ進路が変わっても、再び選び直せる柔軟性を提供し、結果として、幸せな日々を送れるようになるのが目標です。 このゴールに向けて、小中学校の教育も変わります。教員は受験対策にとらわれず、学びそのものの面白さを伝え

      • 「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス9

        なぜ小田全宏先生をお招きするのか いままでのプロセスはマガジンからどうぞ! 2月2日(日)「地域と教育のミライ」 このイベントは、小田全宏先生をお招きし、講演をしていただくもの。 なぜ小田全宏先生にお願いしたのか。 極めて個人的3つの理由。 1:あんな風に日々を生きていけたらな~ チャレンジする姿 ビビっと感じたものに対してはすぐにチャレンジしている姿。 サックスを聴いて、ビビっときたら、すぐにトライ&実現 篠笛を聴いて、ビビっときたら、すぐにトライ&実現 利き酒

        • 「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス8

          いままでのプロセスはマガジンをどうぞ! 試行錯誤2024年1月のイベント終了。 ここからは試行錯誤の日々が続く。 瀬戸一人前プロジェクトの2つ核 瀬戸キャリアブリッジプロジェクトか瀬戸一人前プロジェクトか決めていなかったが、今回の取り組みを瀬戸市という地域を考えた場合、後者のほうがしっくりくるし、やることが明確であると判断し、「瀬戸一人前プロジェクト」にした。 これは、教育を中心に地域の活性化を目指す取り組みで、新たな教育機関を設立し、地元企業と連携して子供たちと地域企

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        • 「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス
          10本

        記事

          誰一人として人の顔色をうかがうことなく、自分が何をしたいのか伝える

          瀬戸ツクルスクールでは小6と中3に修学旅行に行く。 決まっているのは予算のみ。 あとは参加メンバーが行先、宿泊先などを自分たちで決める。 参加不参加は自由。 中3生は予算は6万円。今回は二泊三日で大阪(USJ)へ。 運営責任者の私は同行しない。 瀬戸市民やツクルスクール関係者でスクールの方針を理解している方が同行。 今回は、とある記者&編集者をされている方にお願いした。 メモということで共有してくれた。 育みたいと思っている姿がそこにはあった。 きっとツクルスクールの日常

          誰一人として人の顔色をうかがうことなく、自分が何をしたいのか伝える

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス7

          瀬戸キャリアブリッジプロジェクトか 瀬戸一人前プロジェクトか 2025年2月2日(日)行われる「地域と教育のミライ~小田全宏氏講演会~」開催までのプロセスです。今までのプロセスはこちらのマガジンをご覧ください。 せと未来トーク vol.12024年3月9日に せと未来トークvol.1を 瀬戸SOLAN小学校で開催しました。 教育を中心に地域の活性化を目指す取り組みで、新たな教育機関を設立し、地元企業と連携して子供たちと地域企業が共に育ちあえる環境を創る。 前半はそんな

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス7

          イヌとネコと関西弁と

          多賀一郎先生の「心を育てる絵本の会」 今回で6回目 この会は、大人限定 多賀先生が選んだ絵本を読み、大人が聞く。 そういう会。 毎年テーマは違う。 今回は 「イヌとネコから、人生を考えよう」 と 「関西弁の絵本を楽しもう」 イヌとネコから人生を考えよう 4年前から猫とともに暮らしている身としては響かないわけがない。 まさにテーマの通り、 人生とは、幸せとは、思いやりとは、寄り添うとは。 そんなことに思いをはせる。 そんな時間。 「ペットは家族」 ネコと暮らすよう

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス6

          今までの経緯はマガジンをどうぞ 変わる覚悟これからスタートする「瀬戸専修スクール」 そこでは実践的な学びを行う。 座学 ・リフレクション ・思考(考えるということ、具体と抽象について、心理学、ロジカルシンキングなど)など 実践 ・3年間のリフレクションつきのバイト経験 ・3社以上のバイト経験 このハイブリッド式の実践に直結する学びを3年間して会社に入る。 会社はそういった人材を受け入れる覚悟がいる。 会社(社会)は良くも悪くもある程度の慣性の働きがある。 そこに今ま

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス6

          「嫌なことをちゃんと言えるようになった」

          瀬戸ツクルスクール生へのインタビュー 先日の上越での講演。 基本的に教育は目の前の状態が成果ではないと考えているので、メンバーたちにインタビューなどはしてこなかった。 今回、上越に呼んでくれた学生さんたちに要望を聞いたところ、メンバーの声が聴いてみたいという要望。 せっかくなのでインタビューを行った。 2学期が始まって、朝のミーティングで、それとなく「インタビューやるからね~」みたいな告知をし、その数日後に極めてランダムに生徒たちをピックアップしてインタビューを行った

          「嫌なことをちゃんと言えるようになった」

          ウェルビーイングに与える最大要因とは

          「ウェルビーングの教室」の重版が決定!私は第6章で「ウェルビーイングと地域づくり」を執筆しました。 私は10年前から小中学校世代の学校づくり、4年まえからは高校世代の学校づくりに取り組んできました。 その目的は、とにもかくにも子どもたちやそれにかかわる人たちが 「幸せに生きる」 まさに「ウェルビーイング」を目的としてきました。 なぜ学校づくりがウェルビーイングにつながるのか。 それはその最大要因とされているのがこちらだからです。 「適切な数の選択肢があって、その中から

          ウェルビーイングに与える最大要因とは

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス5

          地域と教育のミライ~小田全宏氏 講演会~ 今までのプロセスは最後にリンク先をまとめます。 そうだ!実践大学もつくろう!前回は高校生世代の教育機関について。 今回は18歳~20歳を対象とした教育機関について 厚生労働省が令和5年に発表した、令和2年3月の高卒生の3年以内離職率は、37.0% ここに対する取り組みが必要 ここは当事者というよりも企業側がする部分が多い。 2つ 1:教育システムの整備 2:離職前提の採用システム ただこの2点を中小企業に今すぐなんとかするこ

          「地域と教育のミライ」イベント開催までのプロセス5

          瀬戸ツクルスクール&瀬戸プラクティカルカレッジ スタディーツアー

          今回は大阪から3名の方が瀬戸まで足を運んでくださいました。 以下、感想です。 一尾さん 本日はありがとうございました。 本当に教育に必要なことは何か、一尾先生が理論や経験を元に徹底的に研ぎ澄ましていった先にツクルスクールやプラカレの形があったんだと感じました。 特にツクルスクールについては、目新しいことやわかりやすい何か があるわけでもなく、だからこそ根底にあの場所にある空気感を長い時間をかけて醸成されてきたことを感じ、感動しました。 誰でも真似できるものではないと

          瀬戸ツクルスクール&瀬戸プラクティカルカレッジ スタディーツアー

          瀬戸ツクルスクール&瀬戸プラクティカルカレッジ体験記

          ツクルスクールやプラクティカルカレッジの見学を希望される方には感想をお願いしています。 ツクルスクールを見学して 一日ツクルスクールを見学して、帰りながら思ったことは、「子どもはとても可能性がある。元々できる力を持っている」でした。 小中学部では、漫画を読む子、カードゲームをしている子、○○ごっこをして体を動かし遊ぶ子、レゴをする子など過ごし方は様々で、一人ひとり違った個性の子たちが自分勝手ではなく、自分も他の子どもたちとも気持ちよく過ごせるように自然としているのが印象的

          瀬戸ツクルスクール&瀬戸プラクティカルカレッジ体験記

          地域と教育のミライ プロセス4

          2月2日に開催する「地域と教育のミライ」というイベントの開催に至るまでの経緯をつづっています。 1~3は以下 そうだ!ガッコウをつくろう!きっかけ 不登校の進路、地元企業の課題、地元企業とのつながり 現状の課題(採用減、早期退職) 高校生 働くことに対する認識、経験、教育、固定概念への課題 地元企業 採用コスト増、教育システムへの課題 挑戦(学校をつくる) 後期中等教育機関をつくる 現状の高校を改めて整理 結論。 社会に直結しており、実際に必要となるマインドやスキ

          他者を自分の視野(関心)の中に入れること

          今回はこちらの本の紹介 私も共同執筆者として参加させていただきました。 久しぶりに自分のパートを読んでみました。 基本的に私と赤坂真二教授とのやりとりを文字起こししたもの。 私が思うままに話したものを赤坂先生がうまく掬い上げてまとめてくれています。 タイトルの言葉は、「協働的な学びとはなにか」という文脈の中で、私たちがまずするべきことは何なのか。必要なことは何なのかということを私の実践から赤坂先生がまとめてくれたものです。 ツクルスクールは「人間の学習」の場 この言

          他者を自分の視野(関心)の中に入れること

          私のリアル~あの頃、今、これから~

          一般的に言えば不登校というくくりになるのだろうか。 瀬戸市民立小中一貫校瀬戸ツクルスクールに通学していた2人。 昨年中学3年生を卒業し、現在高等部にあたる瀬戸プラクティカルカレッジに通学している2人。 昨年末にこの2人と、全5カ所(犬山、瀬戸、浜松、安城、中津川)を行脚し、彼女たちが企画した「ツクルの運動会」の上映会を行った。 上映したあとに、会場のみなさんから2人への質問タイムがあった。 回を重ねるごとにその受け答えが成長していった。 参加者全員がその受け答えに聞き入

          私のリアル~あの頃、今、これから~