地域と教育のミライ プロセス3
2月2日(日)14時~15時30分@瀬戸市文化ホールで開催される「地域と教育のミライ」というイベント開催に至るまでのプロセスを書いています。
プロセス1
プロセス2
今回は早期離職について
早期離職
高校生側
教育不足
実業系の高校でない場合、社会にでてから必要になることを実践レベルで学べる機会が少ない。また実際に「働く」ということがどういうものか認識できない。結果、それまでの限られた情報やネット上の真偽を確かめることの難しい情報によって比較、評価すことなくやめるという判断をしてしまう。
経験不足
基本的に高校生はアルバイトは禁止。もちろんそれでもアルバイトをやっている生徒がいるのは知っている。しかし、基本的な枠組みとしては「働くことは禁止」というスタンス。またアルバイトをしても、そこでの働く意味や働く目的、働くとはどういうことか、そこで経験したことをどのように自分の学びに変えていくかということを経験しない状況ではそれほど「働く」という概念をアップデートすることはできない。働く経験がないまま、急に正社員になり、働くことに直面する。初体験だから失敗するのは自然なことではあるが、挫折感を味わうことになる。そして、退職していく。
ミスマッチ
これは高校生の就活における一人一社制度に起因する。だいぶ改善されてきているので、今後は減っていくことは考えられるが、まだしばらくは続くだろう。
一人一社しか就活ができない。しかもそれが学校の成績順だとすれば、ここで細かくそのプロセスを書かなくても、合わずに辞めるということは容易に想像できるのではないか。
同僚不足
実はこれがとても大事なことの一つだと思っている。特に中小企業の場合は、新入社員をたくさん採用することはできない。また毎年採用することもできない。その結果、せっかく社員として就職しても話し合える仲間もいなければ、いつまでも下っ端状態が続く。うまくいっていればいいのかもしれないが、なにかトラブルや困難に出会ったときが厳しいだろう。だれに相談すればいいかもわからず、辞めるという選択をするのはやむを得ない。
企業側
教育システム
中小企業が、毎年採用するかどうかも分からない、何名採用するかもわからない状態で、その会社独自の教育システムを構築するにはコストも時間も人もかかる。
しかしその余裕がない。
基本はOJTになる。
中途採用ならばそれで問題ないかもしれないが、新入社員として迎え入れるのであれば、ただの仕事のスタートというだけではなく、社会人としてのスタートにもなる。「働く」ということの価値観に大きく影響を与える期間の教育をしなければならない。
こういう状況の中で、なかなか新入社員を教育するというところにまで手が回らないのが現状ではないだろうか。
前回のプロセス2と今回のプロセス3ということを背景に、その解決策。
瀬戸専修スクール&瀬戸ユースカレッジという新たな教育機関を創設するという構想を創った。
「地域と教育のミライ」詳細はこちら↓
https://peatix.com/event/4128917/view
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