学校づくりに影響を与えた本
本はずっと読んでいるので、学校づくりのためだけに読んだ本はあまりないかもしれない。
ただし、影響を受けた本はある程度あるので、今回は6冊ほど紹介する。
村を育てる学力
衝撃的でしたね。学校とは一体何なのかということを深く考えさせられた本でした。昔の本にも関わらず、現代にも通じることがたくさんあり、流行に流されない、不易の考えなのだと強く思いました。外国の教育の本を読むのもいいですが、ここは日本ですからね。実際に日本で学校を創るのですしね。
フリーエージェント社会の到来
学校を創ったはいいけど、卒業のあとはどうするの?という疑問の答えの方向性を示してくれた本。この本が書かれてからしばらく経っていて、必ずしもその通りになっているわけではないが、その考え方はしっかりと強度をもったものだと思っている。
富の未来
「働く」ということのその先に何を見据えていったらいいんだろうと考えていたときにそのガイダンスのひとつとなる知見をたくさん知ることができた。この本を読む前に「第3の波」という本も読んだ。教育は未来を見据えてするものだと思っていたので、そこにヒットした本。
非営利組織の経営
経営をするわけではなかったが、考え方や大切にすべきことは大変参考になった。学校自体がそもそも非営利的団体なわけだから、共通点はたくさんあた。
自分を生きる学校
2010年に購入していた。実際にどのように活動しているのかという具体的なものを教えてくれた本。
クラス会議で子どもが変わる
もともとは学校をつくるために読んだわけではなかったが、実際に学校を創るということになって、そのベースとなっている本。
この本を書いたジェーン・ネルセン博士が開発したポジティブディシプリンの認定講師にもなった。間違いなくツクルスクールの土台となっている。
「教育をする」というだけでなく、「学校をつくる」という視点を大切にしてきているために、こういった本を選んだところはあると思う。
なんちゃら教育をやりたいなら、「学校」をやる必要はない。「塾」をやればいい。ある程度の共同体を踏まえての取り組みなので、こういった枠組みに関する本は読んでおいて損はないと思う。