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未来に必要なのは「自己管理能力」と「テキストコミュニケーション能力」である

※有料記事になっていますが、最後まで読めます。

これからの日本は一体どうなってしまうのだろう。ニュースを見ていると、そんな気持ちになりますよね。たわしの心臓の持ち主に見られている私ですが、実のところ、ものすごく心配性なんです。心配で心配で心配しすぎて、立ち上がれない、なんてこともよくありました。だから、ニュースは見ていないのです。

その代わり本は読んでいます。今回は、ホリエモンこと堀江貴文氏の『2035 10年後のニッポン』を読みました。著名人の本を読むときに注意したいのは「あの人がああいっていたから、こうなる!」と思い込んでしまうことと、それを他人にも押し付けてしまいがちになるということ。でも、そうでなければ、非常に参考になる一冊です。

ちなみに著書は「こうなるだろう」とは書かれていますが、「だからこうしろ」とは書かれていないんです。「だからこうしろ」は自分で考えるしかないんですよね。それが、私にとっては結構楽しくて。「じゃあ私はどうする?」をじゃんじゃん考える時間になりました。

興味深かったのは「タイムパフォーマンス格差が拡がる」ということ。新型ウィルスによってリモートワークが日本中に広がりましたが、定着はしなかった。大勢の人がオフィス出社に戻りつつある。周りの目がないことで緊張感が薄れ、自宅で仕事をするのが難しかったのではないかという見解です。

また、リモートワークはチャットツールを使うので、理屈でいえば手の空いたときにメッセージを確認すればいいので快適なはず…しかなしながら、テキストだけでは相手の感情が読めずやりにくい、伝わる文章を書くのに骨を折る…といった難点から、サクッと口頭で伝えられるオフィス勤務の方が、心身ともに楽だったりするのだということ。

このことから、私が何を感じたかと言いますと。テキストのやり取りに強い人ほどリモート向き。さらに、自分を管理できる能力が高ければ高いほど自由度は高まるのだということです。

今の段階で安定した収入を得るためには会社勤めが最適かと考えます(私が看護師であるという前提で、です) けれども、通勤時間や休日希望もなかなか通らない、残業も避けて通れない…というのは、私にとっては「キツイ」の一言。

どうしても自由な働き方がしたくて、こうして少しずつ進んでいるところなのですが。自宅には誘惑がいっぱいです。誰も見ていないので、サボろうとおもえば簡単にサボれちゃいます。気が付けばネットサーフィン、あれ、もう幼稚園のお迎えの時間…何もしてないぞ、やばいやばい。となってしまうのです。

ですから、自己管理能力というのは徹底的に見直し、改善してきた部分でもあります。自慢になっていたらすみません。実はめちゃくちゃ努力してるんです(笑)スマホからはSNSのアプリを消しましたし、メッセージにはすぐに返信できないことを家族にも伝えます。タイマーを使いながら作業や集中できる時間の使い方、休息方法、風邪を引かない体づくりなど、工夫を凝らしています。

そうまでしても、自分のペースで働きたいのです。だから、もうやるしかないのです。

そして、テキストでのやりとりに強くなることが自由度を生むということ。これは確かにそうだなと思います。自分が相手に分かりやすく事細かに説明文書を送れば、「これどういうことですか」と電話がかかってくることもないですし、メッセージのやりとも数回で済みます。

これは、誰でも身に着けられる力だと思っています。今はどうなっているかわかりませんが、2年前まで病院で働いていた時の連絡ツールは、電話一択。スピード命なので即電話、不備があれば即電話、聞き忘れたことがあったときはめちゃくちゃ謝りながらとにかく電話しまくりです。

ですから、まとめて伝える力もありませんでしたし、ましてや文章能力なんぞ育つわけもなく、それはまぁひどいものでした。

けれども、毎日何かしらコツコツと書いていれば、誰かに伝えたい、届けたいと思いながら書いていれば、おのずと力になっていきました。といっても、好き勝手書いているだけに等しいのですが、それでも、看護師として病院で働いていたときより、テキストコミュニケーションに頭を抱える時間は断然に減ったのは事実です。

自己管理能力、テキストコミュニケーション能力。これらがタイムパフォーマンスを左右するに間違いはないと感じています。本書には進化するAI技術についても丸々一章書かれていますが、私たちはますますスマホにのめり込み、文章を書くことも減っていくでしょう。今一度、ご自分の行動を振り返ってみてください。

未来を考えることって、不安になることばかりだと思っていました。だから、目をそむけたくなる。それに、だから自分には何ができるのかすら分からず、ただ「こわいこわい」と言っていたように思います。もちろん、日本を変えようなんて、私一人の力ではできないこと。でも、自分にできることは、小さいかもしれないけれど、案外たくさんあるものなのです。

なかなか手に取りにくいジャンルの本かもしれません。けれども、この記事を通して、何か感じられるものがありましたらうれしいです。お読みいただきありがとうございました。

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【プロフィール】
築紫悠(つくしはるか)
看護師歴13年 産婦人科・新生児集中治療室・整形外科勤務経験あり。 周産期・周手術期・悪性腫瘍・終末期医療について深く学び、体と心の痛みを抱える患者・家族に寄り添う看護を身に着ける。否定しない指導で後輩育成にも従事。
自分を犠牲にしながら多忙を極めていたが、パートナーの闘病や子育てを通じ「本当の健康とは何か」を学び始め、退職を決意。 現在は家庭に重きを置きながら、オンラインナースとして「頑張りすぎて体と心を壊す人を減らしたい」というビジョンの下活動中。

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