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NETFLIXオリジナルドラマ『僕だけがいない街』静かな音楽と雪の街のミステリー

Netflixオリジナルのドラマを観たのはこれが初めてでした。三部けい原作のコミックをドラマ化したミステリー。ストーリーに引き込まれ、全部で12話のドラマでしたが2日で観終わりました。このドラマは2016年の藤原竜也主演の同名映画とは別の作品です。

この作品を観たきっかけはヒーリングバイオリニストYUKIさんの記事なんです。

YUKIさんはプロバイオリニストとして演奏活動をされています。桜文鳥をかわいがっておられる、優しい方です。

記事の中にありますが、なんと、この作品の劇伴で演奏されているんです。

無音映像を観ながらの録音ということですが、私はとてもこの作品を観たくなってしまいました。

この作品はミステリーなので、ストーリーの詳細についてはふれませんが、主人公藤沼悟(古川雄輝)が時空を超えて何度も過去に戻ります。戻りながら過去に起こった悲惨な事件を阻止しようと奮闘するストーリーです。

北海道の苫小牧市が舞台となり、小学校5年生に戻った時のことが物語の中心となります。苫小牧市の景色がただ美しいだけではなく、工場の煙突や平屋建ての住宅など、生活に密着した景色も映し出されています。

音楽はドキドキとあおるような音は一切ありません。ただ、美しい雪の公園風景、苫小牧市の工場の煙突の風景、主人公が母親とほっとする瞬間などに、とても静かに奥ゆかしく美しい音楽が重なります。

北海道苫小牧市のロケと静かな音楽で、この作品は美しいミステリーに仕上がっていると思います。

YUKIさんが記事に書いておられます。

本当に良い作品というのは、原作の力、脚本の魅力、役者の力量、映像と全てが揃った上で、音楽が情感を盛り上げるよう、そっと力添えする塩梅が大切で、音楽ばかりが浮きだってしまう、というのは、それだけ世界に入り込めない証拠だと思うのですが...


素敵な作品に出会うことができました。

YUKIさん、ありがとうございました。


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