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自然栽培へ向けた土づくり

今日は自然栽培による作物の栽培を行うための土づくりについてまとめてみました。

まず、今回は自然栽培を、「耕起有り・無施肥」と定義しました。

書いている内容は、農家研修中に学んだ「自然栽培全国普及会」さんの影響が大きいです。

他サイト
自然栽培とは_自然栽培全国普及会 (jnhfa.com)

~無施肥でも作物が育ちやすい土づくり~

無施肥でも作物が育ちやすいフカフカの土の表現として

「触るとあたたかく、やわらかく、水もちが良く、水はけが良い」

という言葉が使われます。

そんな土の状態を目指すために用いる方法のひとつが、

「数年かけて大豆や麦類又は緑肥作物を栽培し、同時に機械や道具で
畑の通気性や通水性を改善していく」

というものです。

以下、イメージです。

土の状態は?
じゃあ、どうするか?
数年間は土づくりに時間を費やす。

言うは易しですが、それなりに時間も労力もかかります。

最後の図の「案1」の大豆や麦類を用いるほうが、味噌や麦茶、うどん等の自給にも活用することができ、我が家のような半農半X的な農家には向いている気もします(笑)。

また、畑の通気性や通水性の改善へ向けては、地球守・高田宏臣さんの書籍「土中環境」や、大地の再生・矢野智徳さんの文献がとても参考になります。

『土中環境』高田宏臣著 - 田舎の本屋さん (ruralnet.or.jp)

杜人(もりびと)〜環境再生医 矢野智徳の挑戦 – MORIBITO – a Doctor of the Earth – (lingkaranfilms.com)

個人的には化成肥料や農薬・除草剤を使用しなければ栽培方法は多様な選択肢があって良いと思います。それよりも、人類のごく少数の人がその他大勢の食糧を生産している状況のほうが改善すべきかと。

ただ、先人が見い出してきた無施肥や有機栽培による食べ物を育てる技術には感銘を受けるばかりで、とうてい頭が上がらず、学ぶことばかりです。

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