詩|逃亡
ぼくがいないときみはだめなんだ
呪いのような言葉がわたしを抱く
優しさの匂いを放てばそれで終了
わたしが満足してるなんて勘違い
デリカシーの欠落にも気づかない
救いようのない自尊心が鼻につく
呼吸の仕方なんてとっくに忘れて
酸素なんかなくても生き続けてる
どうしたってしなせてくれないの
神様は時々意地悪して楽しんでる
あなたを愛せないわたしがわるい
全部わたしのせいなら満足でしょ
午前二時の背中にナイフを刺して
捨てた時間を取り戻すための逃亡
逃亡 / 月乃
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