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わたしはどうしようもなく怒っていて この怒りをどうしていいのかわからず 落ち着きのない感情…
方向性がまるでない感じが好き ぽわんぽわんと海月みたいで いつか、あなたはそう言って わた…
どこまでも永い夜だった どこまでも伸びていく闇の時間 たとえばこの夜の果てが 永遠のような…
どこかで泣いている心に寄り添うばかり 肝心なあなたの心が悲鳴をあげていても 身を削り 時間…
優しくゆれるあなたの腰に そっと手を添えて 真夜中の吐息に揺蕩いながら 心地よさに導かれて…
いま、伝えたいことを夜空に書いてみる 純白のインクで星のいない夜を選んで 「大好き」と「…
グレープフルーツみたいな満月のほろ苦い香り 冷たい潮風と柔らかい波音が混じった愛は曖昧 繰り返す日々のあちこちに散らばった泡沫の夢 加減を知らない下弦の月は乗れないまま沈没船 一緒に行くはずだったあの島の地図はもうない 心の水槽に青い海月を泳がせたまま忘却の彼方 目を閉じ輪郭をなぞれば新月の温度で凍る指先 君の美しさに見惚れるだけの僕の煩悩を愛でて 自分を守るためについた嘘ならば 貝殻の中に隠しておけばいいから 晴れてもいい 降ってもいい 凪いでもい
荒波のようなこの命を泳ぎきって 最後の最期はわたしでよかったと 心から思えたら大成功なの…
たとえば透明な季節に生まれた恋なら 純粋さだけで泣くことだって許されて 春じゃなくても愛…
ドーナツの穴からこっそり君を覗いても 君の真ん中はちっとも見えやしない 直感とか幻想とか満…
もう夢なんて見たくないと言って 途方に暮れたまま夜明けが来てしまった 永遠に真夜中を願って…
不思議なくらい身体がふわりと軽くなって 神秘的な解放感に満ちてゆく 自由度がぐんぐん上が…
冬空の隙間から白い声 ずっと雪を待っている 凍える心はふるえるだけ 燃えているのは太陽だけ …
今あなたが見ている真夜中の月は私 今あなたの瞼を照らしている月明かりは私 今あなたに好きって伝えたがっているのは私 今あなたをもっと知りたがっているのは私 今あなたと今すぐに会いたがっているのは私 今の私、ぜんぶあなた。 私は月で / 月乃 #賑やかし帯 #詩のようなもの