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【雲の中の富士山を登った時の話・2日目⑮】トンネルを抜けると、そこは……
こんにちは! 雲の中の富士山を登った月見里です!
今までの記事は、こちらのマガジンにまとめてありますので、ぜひご覧ください!
前回、行きにも通ったトンネルにたどり着いたところからスタートです!
雨宿り
さて、↑のトンネルの写真を見てもらえるとわかるかもしれませんが、この時結構、大粒の雨が降っています。
右側のほうとトンネルのところに、細かく白い線が入っているのがわかると思います!
土砂降りというほどではないのですが、ここからどんどん雨脚が強くなっていくのを感じる雨です。
ちなみに、このトンネル横の看板を見ると、
”落石の恐れあり。シェルター内を通行”
と書いてあります。これの正式名称はトンネルではなくシェルターなのですね!!
シェルターにはいって雨風よけのフードを脱ぐと、耳の感覚がおかしくなっていました笑
それまではフードの上に雨が直接当たって、また風がフードをがさがさと音を立てていたので、本当に耳元で音がまとわりついている状況でした。
その状況が朝起きてから5,6時間経っていて慣れてしまったせいで、急に雨も風も防げる環境でフードを外すと、耳元でなっていた音が、シェルターの外から聞こえるようになったものだから、まるでスローモーションの世界や、自分の耳が遠くなってしまったのかと勘違いしてしまいました笑
なんにせよ、ここで荷物を降ろして、水分と栄養補給を図ります。
3本のペットボトルも、残り1本を飲みます。3本持ってきといてよかったと思いました!
あと少しで5合目に帰れるといえど、詰めを誤らずに万全を期します!
一息ついて外を見ると、さっきまで下のほうに見えていた雲が真横に見えています!
おそらく、あともう少し降りたら、この雲に包まれるのだろうなと覚悟せざるを得ませんでした……。
トンネルを抜けるとそこは……
川端康成の小説で雪国という有名な作品があります。
その序文も有名です。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった
どこかで聞いたことありますよね。
『雪国』はかなり短い作品なので、ぜひ読んでみてください!
さて、『雪国』ではトンネルを抜けると雪国にたどり着きますが、私のこの富士山登山においてはトンネルを抜けると……
急に霧の中に入りました。
下を見ても、全く見えません。
とびこんだら、白いふわふわの綿が受け止めてくれそうです笑
濃くて、まさしく雲が「溜まっている」という表現がふさわしい光景でした。
先行き不透明
先に進むと、さらに霧が深くなってきました。
行きよりも雲が濃いです。
前方が見えません……。
嵐前の静けさのような恐ろしさを感じました。
深い霧は雲となって、ゆっくりと斜面を降りていくのが目に見えました。
静止画だとわかりずらいですが、↑はまさしく、目の前で目いっぱいに、雲に覆われて、雲がゆっくりと斜面を下って右手側の樹海に降りていっているところです。
そうして、道に沿って歩いていくと……
もう前方がすっかり見えません……。
まるでハリーポッターやダークソウルのような世界観です。
*
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