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#note毎日更新
贖罪
人から貰うばかりで情けなく、返済というか贖罪というかをしていつか対等になりたいと常々望んでいる。そんな思いが生む活力は無尽蔵で、如何なる理にも縛られることはない。人への想いから成るエネルギーをもってすれば、如何なる不条理にも立ち向かえる気がしてくる。どれだけ理由をつけて一人でいることを選んだところで、その価値観が他の影響を受けてないと断言することは不可能だ。
多様性
一人一人に自由を供与し、生まれ育まれる多様性を認めることは時代に合わせて社会の基礎構造を改修することだ。風を受ける帆をもつことだとも言えるだろう。人が何をどう考え、信じ、主張するかという一連の発散に他者の介入は無用だ。しかし、それをどう捉え、認めるかというのは繊細な問題を内包している。
存在
誰かに自分の存在を、過去の行いを認めれているという事実は積み重ねた無力感をいとも簡単に払拭してしてしまう。小さく、弱いなりの戦い方を身につけるために多大な労力を費やしているが、それが無駄だと否定されることを僕は手放しで喜ぶことができる。かと言って自分の力が十分か否かを判定する権利は僕のものだ。もっと多くの共感が得られない限りは方法を探し続ける。
別世界
僕らが人生の大半を過ごす領域は窮屈だ。苦しみに踠きながら互いを押し除け、踏みつけ合い、満身創痍の状態で終わらない競争に挑み続けた先には何も残らないと気づいていない方がおかしい。それでもそこで戦おうとする理由を僕は理解できない。別世界を見ているから。
自然
淡い朝を纏う草木岩土はどれを掴んでも、冷ややかな感触が返ってきた。差し込む光によって徐々に温度を取り戻す山が一つの大きな生物であるように思えた。その中では人間も一種の動物として主に寄生する存在だという自覚をもち、周期に従うのが自然だろう。
銀翼
明星が消えた頃、太陽を追い越して昇る銀翼があった。赤い尾は夜の余韻を分断した後、すぐに霧散していった。身支度を急かされた気分になったが、悪い心地は皆無。むしろ鮮やかに晴れた良い一日を確信させる情景に感化させられたのだと言える。
時間
極端な二択を選び悩むことに時間を消費してしまい、結局気力が尽きて選択を諦めることがある。何をするか、何をしたいのかばかりを考えていると高い目標に対する自分の点数をつけ始める。期待を越えようと無理をしたり、偏った理想で自分を縛りながら行動することは末広がりの未来を臨むには必須かもしれないが、時間には限りがあるのも事実だ。