つきちゃん🌙

観光社会学を学ぶ学部4年生⌇学問、日常、進路のこと、いろいろ考えます。趣味は読書(森博嗣、湊かなえ、村上春樹)・紅茶・喫茶店・バイオリン・ピアノ・シルバニアなど https://sites.google.com/view/tsuki-3002/home?authuser=1

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マガジン

  • 活字中毒者として生きる

    常に文字を見ていないと気が済まない自称「活字中毒者」のわたしが「本好きへの100の質問」に答える全10回です。

  • 死について思うこと

    致死率100%の我ら生物は、どのように死に向き合えばよいのでしょう。「どう生きるか」と同じくらい「どう死ぬか」について深く深く考え苦しむマガジンです。 私自身の死生観を私なりに紡いでいきます。

最近の記事

  • 固定された記事

院進しなくても幸せになれるこの時代に、私は、研究し続けたいのです

2024年4月、noteのプロフィールを更新した。 学部3年生から、学部4年生に変更になった。 入学入社転勤あらゆる人々の環境が変わるであろうこの春、私はたった1文字の編集作業によってのみ肩書きのアップデートを自覚する。 このまま5、6、7と数字を積み重ねていけば、なんと楽なのだろう。 現にこの21年間居心地の良い環境に居座り続け、私の人生は数字の積み重ねそのものであった。 私は小中高大一貫校出身である。実に16年の年月を同じ環境で過ごし、大した将来の夢も持たず挫折経験も

    • 睡眠を怠ると確実に持病を拗らせ研究が進まぬ。 睡眠を取っても研究は進まぬ。ジレンマ。

      • 爪を切ると死ぬわたし

        爪を切った。 爪を切ったら、なんか死んだ。 なんか死んだような気分がした。 ネイルが大好きだ。 長く長く伸ばして、生活に困るくらいのゴテゴテのパーツをつけて、キラキラと光る手元はいつまでだって眺めていられる。 常に視界に入ってくる精神安定剤。可愛い。可愛い。 スマホを触るとカチカチと音が出る。人間の身体からは発せられないような音。その音に酔いしれて、またつい眺めてしまう。 だけどその裏にはしっかり肉体があって、ふにふにとした蛋白質の気持ち悪い感覚が必ず付きまとう。 吐き

        • 批判的とクリティカルは違うよ

          2023年最後のゼミ、忘年会の帰りに院生の先輩に言われた言葉に、ここ数ヶ月間囚われ続けている。  先輩の最寄駅に着きドアがそろそろ閉まるという去り際、あっ西野さん、と声をかけられた。 (批判的とクリティカルは違う?…違う!?!?) 私はもう何が何だかわかんないほどに酔っ払っていたし、とんでもなく重い言葉と共に電車に取り残されて完全に混乱状態であった。 丁寧に説明しない先輩も先輩だよね、と指導教員に冗談混じりにフォロー(?)されながらとりあえず咀嚼を試みる。 アルコールが

        • 固定された記事

        院進しなくても幸せになれるこの時代に、私は、研究し続けたいのです

        マガジン

        • 活字中毒者として生きる
          4本
        • 死について思うこと
          3本

        記事

          人間を殺害し、死体をどこかに埋めるといった積極的な行動を起こさなくても、自分自身は案外簡単に殺せるのだと思う。そしてそれは人に連絡しないとかSNSを更新しないだとかのあまりにシンプルで馬鹿らしいほどの選択の結果でしかない。 生への抵抗として口を噤むというのも、一つの手なのかもね。

          人間を殺害し、死体をどこかに埋めるといった積極的な行動を起こさなくても、自分自身は案外簡単に殺せるのだと思う。そしてそれは人に連絡しないとかSNSを更新しないだとかのあまりにシンプルで馬鹿らしいほどの選択の結果でしかない。 生への抵抗として口を噤むというのも、一つの手なのかもね。

          活字中毒者として生きる[31~40]

          「本好きへの100の質問」に答える第4回目。 前回はこちら↓ 1回目はこちら↓ 31. 無人島に一冊だけ本を持っていけるとしたら、何を選びますか。湊かなえ『告白』 「無人島に1冊だけ」ということであるならば、なるべく長い間楽しめるものがいいはずだ。 何回でも読み返せる、その度に怒涛の迫力が迫ってくる、読了後もじんわりと胸に何かがつっかえる。そんな全ての余韻という余韻を引き受けた作品だと思っている。 けれど作者は意外と放任主義(と表現して良いものか)で、それぞれの登場

          活字中毒者として生きる[31~40]

          リトルプレスなるものを作ってみる

          皆さんは「リトルプレス」「ZINE」なるものをご存知だろうか。 いわゆる同人誌のことで、一個人や団体が自らの手で制作した少部数発行の出版物本のことである。 同語として用いられる"Zine"も同様、Maga'zine'には収まり切らないような小さなトピック、個人的な表現方法を散りばめていくというのがこれら同人誌の特徴なのだそうだ。 ただし同じ本とはいえ、通常の運輸システムには組み込まれずリトルプレスを利用した商業活動は一般的ではない。 主に自己紹介、自己表現の場、名刺代わり

          リトルプレスなるものを作ってみる

          毎週末、物の見事に熱を出すから面白い。いや面白くないんだけど。 対して講義数多くないし部活やサークルで忙しいわけではないんだけど、土曜日に必ず寝込むのはなんだろう…。 「みんな」が色んなことをしているのに自分だけが有意義な生き方をしていないことが、気が狂いそうになるほど苦しい

          毎週末、物の見事に熱を出すから面白い。いや面白くないんだけど。 対して講義数多くないし部活やサークルで忙しいわけではないんだけど、土曜日に必ず寝込むのはなんだろう…。 「みんな」が色んなことをしているのに自分だけが有意義な生き方をしていないことが、気が狂いそうになるほど苦しい

          活字中毒者として生きる[21~30]

          「本好きへの100の質問」、第3回目。 前回は積読することへのこだわりと愛を語ったつもりだが、意外と文章化が難しい。 時間が空いてしまった言い訳の一つとして、(極めて自己満足的な記事だな、いや記事と言えるのか、何のために書いているのか…)と病みかけていたことがある。 最近になって、(いや他人のための文章などあるのか?結局は自己表現の場なんだ!)と謎のポジティブ人格が出現し、結局100に行くまでやってやろうと思った。 この記事をわざわざクリックしこの数行目まで読んでくださって

          活字中毒者として生きる[21~30]

          記号化された死と身体

          🌙ワンクッション🌙 本記事では人の死について大きく言及しております。 そう言ったことを仄めかすものでは一切ありませんが、一応自己防衛を。   死・人間・身体 死なるものへの疑念と興味が、24時間365日私の思考を支配する。 一応身体を持って生まれてきた生物である以上はお約束、致死率100%。 それが全生物に共通して言えることである。 ただし社会では多くは生死そのものへではなく、「いかに死ぬか/生きるか」「どう生きているか」「どう死んだか」とベクトルを大きくずらして議論され

          記号化された死と身体

          活字中毒者として生きる[11~20]

          前回に引き続き、「本好きへの100の質問」に答えていく、第2回目。 前回はとても書きやすかったように思う。 パソコンに向き合ってから「何を書こう?」と何時間も悩みつづける作業も嫌いではないが、最低限書かなければならないことが決まっている一問一答は楽で楽しかった。 第1回はこちらをご覧ください。 11.月に何冊くらい読みますか?まちまち。多くて10冊、少なくて1冊も読まない。 小説に関しては通学時間に読んでいるけど、すぐに電車酔いするため多くは読めない。持病で自律神経が

          活字中毒者として生きる[11~20]

          活字中毒者として生きる[1~10]

          物心ついた頃から、ずっと活字に囲まれてきた記憶がある。 常に何か文字を目にしていないと気が済まない。 本はもちろん、新聞とか、取扱説明書とか、食品の裏の原材料とか。 そこに特に意味は見出してはいないけれど、文字という人類最大の発明(と思っているもの)に浸ってきた人生であった。 自称“活字中毒者”。 今回はそんなわたしの半生を、「本好きへの100の質問」で暴いてみよう。 ネットで検索するといくつもの「100の質問」なるものがヒットするが、その大元はたどれなかった。 とり

          活字中毒者として生きる[1~10]

          死への恐怖と魅力について

          わたしはすぐに死にたくなる。 辛いこと、耐えられないことに直面した時に、逃げるとか向き合うとかいう選択肢の次のステップくらい先に「死ぬ」という選択肢がある。 その考え方が癖になってしまっている。 現代人がこのような思考に至ってしまうのは非常にマズいと思っていながら、どこかで安寧の終着地を求めている自分がいる。 自殺願望があるのか?と言われたら、そんなことはない。ただ生と死が二項対立で語られる文脈にいないだけだ。 人間が自らの意思で命を断つという現象が、あまりにも自然で極めて

          死への恐怖と魅力について