
【妥当AI】とある会社で案件獲得数1位だった私が考える今こそ求められるSEO編集者の条件
こんにちは!月100万円以上稼ぎつつも廃人化している女ことざわです。
私は、SEOコンサルやSEOの編集者・コンテンツディレクターを生業にしています。
最近、有名なSEOツールの会社さんが以下のポストをしていました。非常に興味深い内容です。
Marketers believe Google and Meta is where the attention is, but the attention is really everywhere.
— Neil Patel (@neilpatel) November 11, 2024
Google may generate 8.5 billion searches a day, but if you combine all the platforms there are actually 45.1 billion searches a day.
That means Google only has 18.8% of the… pic.twitter.com/jbsdcMqvJy
現在、「Googleは検索市場シェアの18.8%しかないよ」というポストです。Google以外のプラットフォームで検索する割合が増えてきています。(私自身も、生活の中でGoogle以外で検索する機会が増えているな〜と感じています)
このデータにプラスしてAIの普及も考えたときに、Googleに特化した検索エンジン最適化の需要は今後もどんどん減っていくことが予想されますね。
このポストの引用にも、SEOは「Search Everywhere Optimaization」に変わったという解釈が多数リポストされていました。
そんなSEOの変革期にどうやって自身は生き残っていくのか?を考えたときに思い浮かぶ対策としては、大きく分けて以下の2択だと思っています。
編集者としてのあり方を変える・見直す
別の事業を行う
私は現在、どちらも並行して行っています。
「別事業も行う」についてはこちら記事でチラッとお話ししているので、気が向いたら読んでみてください。
そしてこの記事では、前者の「編集者としてのあり方を変える・見直す」について詳しくお話したいと思います。
とはいえ、私はSEO会社として老舗かつ有名なウェブライダー様の「SXO(検索体験最適化)」論に大賛成派だったので、昔からスタンスはあまり変わりません。(ウェブライダー様のセミナーも超参考になりますので、ぜひ参加してみてください。)
自分たちは今後もSEO領域でのお仕事は続けていきますし、SEOという考え方を大切にしていきます。
— 松尾 茂起(ウェブライダー)/コンテンツドリブンなWebマーケター (@seokyoto) September 24, 2022
ただどちらかいうと、自分たちは「SXO」を軸に活動しています。
よって将来的には、SXOという言葉の知名度がもう少し上がったタイミングで、SEOベース~をSXOベース~と改名すると思います。
まず私が思う今こそ必要とされる編集者の条件は以下の3つかなと思っています。
AIが生み出せない価値のあるコンテンツを提案できる編集者になること
正しい情報をエビデンスもあわせて提供できる編集者であること
記事コンテンツ以外のコンテンツを提案できる編集者であること
前置きが長くなって恐縮ですが、私の解釈や経験を掘り下げて話したいと思います。
AIが生み出せない価値のあるコンテンツを提案できる編集者になること
まず一つめは、「AIが生み出せない価値のあるコンテンツ」を提案できる編集者かどうか?です。
それは例えば、掘り下げると以下のようなことが考えられます。
独自の情報をその会社から引き出せるか?
有識者からの情報を積極的に取得できるか?
体験者・利用者の声を集める仕組みを提案できるか?
私は、仕事やプライベートでChatGPTなどを使うことがありますが、AIに出せる情報には限界があるように思っています。
例えば、さっき書いたような会社の独自の情報や、実際に存在する誰かの体験談を引き出すことは不可能です。
これは個人の所感ですが、存在する誰かの体験談を引き出す仕組みを提案できたり、会社の独自の情報を理解しようとまで奮闘できるSEOの編集者は、現状は少ないように思います。
例えば私は以下のようなことを積極的に行っています。
独自アンケート調査の提案
有識者を自分で探すか紹介してもらってヒアリングや監修の手配をする など
上記のような提案を積極的に行い、クライアントさんと協力して良いコンテンツを作るために行動できるSEOの編集者さんがいたら、きっと重宝されると思います。(実際に私も重宝されています。感謝)
正しい情報をエビデンスもあわせて提供できる編集者であること
2つ目は、正しい情報をエビデンスもあわせて探せるかどうか?です。これも以外とやっていない編集者やライターが多い印象です。
私がライターさんによく思うことをまず書きますね。(ちょっときつい言い方になります。)
調べ方が浅い(情報がなかったですとすぐに根を上げる)
情報源が競合記事である(競合記事の情報が正しいと思うことが恐ろしい)
調査をWEBのみで完結しようとしている(分野によってはWEBには落ちていない情報もたくさんあります)
結論から話すと、私は以下のようなところからしか基本的には情報を探しません。(もちろん分野によっては例外もありますが…)
公的機関の調査報告
サービスなら公式サイトの情報
プレスリリースサイトの情報
有識者の公式サイト(医療系なら病院、税金なら税理士など)
有名な出版社から出版されている書籍 など
それでも情報が見つからない場合は、1つ目の話に戻りますが、クライアントに提案し許可をもらって自身でアンケートを取って情報を集めます。
アンケート先は、クラウドソーシングもあれば企業さんのSNSや企業さんのサービスサイト内で取得するなど、欲しい情報にあわせて変えています。
記事コンテンツ以外のコンテンツを提案できる編集者であること
こちらは、冒頭で話した「Search Everywhere Optimaization」への対策に近いですね。直訳すると「どこでも検索の最適化」です。
「どの媒体でも、検索に引っかかるように最適化しましょうね。」ということだと個人的には解釈しています。
これも例を挙げた方がわかりやすいと思います。
私は、例えばSEOコンテンツ以外に以下のようなことが提案できます。
書籍の執筆〜印刷のデザインまでのディレクション)
YouTubeの台本・企画提案〜公開までのディレクション
図解の提案〜公開までのディレクション
インタビュー記事の手配〜執筆
社内マニュアルの作成 など
「SEOが総合格闘技だ〜」と数年前から言われていて、SEOにおいてSNSの運用などは必須ではあると思うので…
もはやこの概念を今伝えても新鮮でもないような気はしますが…。
SEO以外のコンテンツも作成できると、クライアント側からしたらたくさんの外注さんを雇わなくて済みます。
その結果、サービス理解をしてもらう手間も減って、必然的に作業工数が減るため重宝されると考えています。
…とここまでいろいろ書かせていただきましたが、SEOの業界にはすごい人がたくさんいるため、あまり偉そうな意見として捉えてほしくないというのが本音であり…。(プロの方の目に万が一とまったとしても、どうか優しい目で見てください…そしてそっとしておいてください…🫨)
あくまで私の体験談や個人の考えであることをご理解いただけると嬉しいです。
そして、私は実際にこの方法で安定して月100万円以上は稼いでいるので、そこまで間違ったことは言っていない…と思いたいです。
昨今のSEO変革期にあたり、焦りを感じているライターさんやWEB編集者さんにとって少しでも役に立てると嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!😊