インタールード | 詩
或る人は始まりの終わりと呼び
或る人は終わりの始まりと呼ぶ
其処で終わると悟ったつもりが
真逆の始まりという地点に戻る
此処から始まると閃いたはずが
予期せぬ終わりという底に沈む
其々の場所に不意に直面した時
此れを人生の時だと受け止める
私の物語は完結したと落魄れるか
決死の覚悟を持って這い上がるか
命に鼓動が続く限り選択の連続で
安定と謳った保障は何処にも無い
始まりに戻っていくインタールード
終わりに続いていくインタールード
口中にレモンの香りが広がるように
何度でも噛み締めながら呟いておく
己の道は自らの手で切り開いて行け
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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